ニュース

SCREW、ツアー・ファイナルへ!

SCREW   2013/04/22 16:58掲載
はてなブックマークに追加
SCREW、ツアー・ファイナルへ!
 2月にシングル「Teardrop」を発表した“艶男集団”こと5人組バンド、SCREW(スクリュー)が4月20日(土)、ツアー〈7th Anniversary Live NEVERENDING BREATH〉のファイナルを東京「SHIBUYA-AX」で開催。紆余曲折を経た彼らの気迫のこもったステージをレポートします!

SCREW
7th Anniversary Live NEVERENDING BREATH
2013. 4. 20 SHIBUYA-AX
〜 オフィシャル・レポート 〜


 抜群の容姿と高い音楽性で着実に動員を増やすだけでなく、その活動の幅は海外にまで及び、昨年はヨーロッパツアーを大成功させるなど国境を超えてファン層を拡大させているV系ロック・バンド、SCREW(スクリュー)。そんなSCREWが4月20日(土)に〈7th Anniversary Live NEVERENDING BREATH〉のツアー・ファイナルをSHIBUYA-AXにて行なった。当日の天候はあいにくの雨だったが、バンドのアニバーサリーを祝福するために、多くのオーディエンスが会場に詰めかけた。

 客席の電気が突如落とされると、爆音でSEが流れ始め、メンバーが一人ひとりステージに登場。大歓声で迎えられた5人は、ライヴが始まるや否や、強烈なラウド・ナンバーを連発! ギラギラと妖しく輝くライトが照らす中、ここまで積み上げてきたものを全て出し切ろうとするメンバー達の気迫が、とにかく凄まじい。獰猛で妖艶なサウンドがフロアを熱く掻き回していく。

 そんな圧倒的な熱量を放つパフォーマンスが繰り広げられる中、ライヴ中盤では最新シングルの「Teardrop」を披露。センチメンタルなバラード・ナンバーに自らの想いを託し、オーディエンスへと届ける。ステージには特効の雪が降り注ぎ、実にドラマティックな一幕となった。そこからライヴは再びヒートアップ。「ANIMA」「Blood Sucking Freak」「VOID…」といった、ハードチューンをノンストップで畳み掛け、本編を終えた。


SCREW


 アンコールのMCでは、メンバーがひとりずつ7周年を迎えることが出来た感謝の気持ちを述べていたが、全員に共通していた発言が「SCREWの活動は山あり谷ありだった」ということ。

 ここまで彼らが歩んできた道は、決して平坦なものではなかった。自分たちの納得のいく結果を出せずに苦悩し、足掻くことに疲れ、バンドが解散直前の状況にまで陥った時期もあった。今でこそ笑い話だろうが、そんな全ての光が閉ざされた闇の中でも、決して彼らは諦めることなく、前を向き、その足を少しずつ進めてきたのだ。ライヴの定番ナンバーである「S=r&B」の途中、熱狂で沸くフロアを、鋲(vo)はドラム台に腰をかけ、感慨深そうに見つめていた。

 「今日という大事な日を、みんなと迎えられて本当に幸せです。ツアー・タイトルの“NEVERENDING BREATH”の通り、SCREWというバンドの呼吸が終わらないように、これからも活動して行きます。ときに手に負えないような厄介なバンドだけど、呼吸が終わるその瞬間まで、暖かい目で見守っていてください」(鋲)

 ラスト・ナンバーの「Dearest Wish」で、フロアに向けて銀テープが発射されたのだが、それは、彼らのこれまでを祝福するかのように、そしてこれからを激励するかのように、まぶしく煌めいていた。大きな祝福感が会場を包み、約2時間半に及んだライヴは幕を降ろした。なお、このSHIBUYA-AX公演は、ライヴDVDとして7月24日にリリースされる。

 またこの日、SCREWは待望のメジャー1stアルバム『SCREW』を、7月10日(水)にリリースすることを発表した。終演後、スクリーンにアルバムリード曲の「Red Thread」のPVが最速公開されると、客席からは大歓声が巻き起こった。また、映像の途中で全国ツアー〈TOUR 2013 UNDER THE“SCREW”〉の開催も発表。7月28日の埼玉公演を皮切りに、全国11カ所で開催されるこのツアー、その最終公演は、9月22日、23日、恵比寿リキッドルームでの2Daysライヴだ。メジャー・デビューで勢いに乗り、SHIBUYA-AXを見事制圧した5人が、そのスピードをさらに加速させようとしている。(Text By 山口哲生)
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015