大好きな父親が実は犯罪者だったという衝撃の実話を映画化した、名優
ショーン・ペン監督最新作『FLAG DAY(原題)』が、邦題『フラッグ・デイ 父を想う日』として2022年冬、東京・TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開することが決定しました。
アカデミー賞®にも2度輝いた名優ショーン・ペンがメガフォンをとる本作は、ジャーナリストのジェニファー・ヴォーゲルが2005年に発表した回顧録「Film-Flam Man: The True Story Of My Father‘s Counterfeit Life」が原作。『
ミスティック・リバー』『
ミルク』で主演俳優としてアカデミー賞®を受賞し、監督作『
イントゥ・ザ・ワイルド』が同賞2部門にノミネートされたショーン・ペンが、構想を15年かけて監督・主演を果たし、昨年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品もされています。
1992年、全米にショッキングなニュースが流れます。アメリカ最大級の贋札事件の犯人であるジョンが、裁判を前にして逃亡したのでした。彼にはジェニファーという娘がおり、父の犯罪の顛末を聞いたジェニファーは、こうつぶやきます──「私は父が大好き」。
ショーン・ペンが演じるのは、前代未聞の騒動を巻き起こした本作の主人公“ジョン”。ペンが自身の監督作に出演したのはこれが初。また、父の犯罪の顛末を聞きながらも愛情は変わらないジョンの娘“ジェニファー”は、ペンの実娘であるディラン・ペンが熱演。ディランが本作の脚本を初めて読んだのは15歳の時で、父からの15年間にも及ぶ説得に応じて出演を決意したとのこと。ヒーローのような父への憧れがその実像を知ることで反抗心へと変わり、もがきながらも自立した結果、弱さや矛盾に満ちた父への愛情を深めてゆく娘を多彩な感情表現で見事に演じきっています。
タイトルの『フラッグ・デイ』とは、6月14日のアメリカ国旗制定記念日のこと。国旗制定記念日は全米が祝福し、この日に生まれた父ジョンは、自分は生まれながらにして祝福されていると感じ、特別な存在として成功する当然の権利があると信じていました。それは彼の人生を大きく左右し、父と娘の重要な日にもなります。家族の絆は温かく正しいものだけではなく、問題を抱えた不完全な人間を愛することができる美しさでもあるという真実の物語が、観る者の心を激しく揺さぶります。
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『フラッグ・デイ 父を想う日』2022年冬東京 TOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開
flagday.jp配給: ショウゲート