ニュース

聖飢魔II、〈35++執念の大黒ミサツアー〉終幕 デーモン閣下(10万60歳)の“天地逆転唄法”炸裂

聖飢魔II   2023/02/16 12:58掲載
はてなブックマークに追加
聖飢魔II、〈35++執念の大黒ミサツアー〉終幕 デーモン閣下(10万60歳)の“天地逆転唄法”炸裂
 2022年10月16日千葉・松戸 森ノホール21を皮切りに、全15公演行なった聖飢魔IIの期間再延長再集結〈35++執念の大黒ミサツアー〉の最終公演が、“魔暦”25(‘23)年2月15日(水)に東京・国立代々木第一体育館にて完了。聖飢魔IIは6度目の解散をしました。

 ステージは、これまでの再集結シリーズでも必ず最後に演奏される曲「EL.DORADO」で始めるなど驚きの演出で幕開け、デーモン閣下伝説の歌唱法「天地逆転唄法(てんちぎゃくてんしょうほう)」なども披露しつつ、最終曲となった、昨年、23年ぶりに発表した新譜大教典『BLOODIEST』のリード曲「LOVE LETTER FROM A DEAD END」までの18曲を披露。コロナ禍の影響を受けて、2年連続で、事前収録のヴィデオ上映や、生トークコーナー、アコースティックを中心にした変異生黒ミサツアーに内容を変えてきましたが、今回地球デビュー35周年の大黒ミサツアーを本来の形で実現することができました。

 当日は、10,000人を超す信者が集結。追加公演及び35周年++公演の全会場でSOLD OUTとなり参拝券(チケット)が入手出来ない信者(ファン)が続出したため、最終公演はWOWOWでの生中継に加え、全国31館の映画館にてライヴ・ビューイングも実施されました。

[ライヴ・レポート]
 全国で行われていた〈35++執念の大黒ミサツアー〉終演後にデーモン閣下が語る説法時に最終日までのカウントダウンをしており、遂にこの日が…という不安な気持ちと、プラチナチケットを獲得し大黒ミサを待ちわびていた信者たちが集結している会場は異様な熱気に包まれていた。そして遂に〈35++執念の大黒ミサツアー〉FINALの幕が切って落とされた。「創世紀」が始まると棺桶の中からデーモン閣下が登場。大熱狂の中「EL.DORADO」でスタート、この曲は聖飢魔IIが1999年の12月31日の本解散最後の演奏曲となった曲で、これまでの再集結シリーズでも必ず最後に演奏される曲、派手な特効と共にいきなりクライマックスかの様な演出で驚きと大興奮の中で怒涛の3曲を披露。

 冒頭のMCでは、「聖飢魔II期間再延長再集結〈35++執念の大黒ミサツアー〉FINALへようこそ!!この日が来てほしいような、来て欲しくないような気分だろうお前ら!我々もそうだ!!まーとりあえず楽しめ!泣いたり笑ったりしながら帰っていけばいいじゃないか!!」と語り「RUN RUN RUN」へ。

 黒ミサ中盤では、両A面小教典(シングル)として魔暦18年(2016年)6月15日に発布された「呪いのシャ・ナ・ナ・ナ」(映画『貞子vs伽椰子』主題歌)、「STORMY NIGHT」では、聖飢魔IIの初代ベーシスト・ゾット星島親分が登場し会場を恐怖に陥れた!! 「蠟人形の館」「DEAD SYMPHONY」では、このツアーで7年ぶりに復活させている、あたかもデーモン閣下が3点倒立をしているかのように我々人間には見えるが、実は地球の天地をひっくり返して歌う、伝説の歌唱法「天地逆転唄法(てんちぎゃくてんしょうほう)」が炸裂した。大黒ミサツアー15会場全てで披露し、否応なしにヒートアップして行く。人間年齢60歳を超えて驚くべき身体能力だ!

 「音楽は我々を助けてくれるし、諸君もまた救われているかもしれない。本解散の時に吾輩はこう言った。明日からは聖飢魔IIがライバルだと。聖飢魔IIを超えていかなければ聖飢魔IIに失礼じゃないかと。今回の再集結で思い知った。それはおこがましい発言だったと。今日は今日で最後だ!!今日の大黒ミサの為にこの最後の曲を地獄より愛を込めて贈りたい」

 第2部、35周年++の最終楽曲に聖飢魔IIが選んだのは、昨年23年ぶりに発布した新譜大教典『BLOODIEST』(オリコン週間アルバムランキング第4位を獲得)からのリード曲「LOVE LETTER FROM A DEAD END」、この曲で最後を締め括る事が3年以上をかけて再集結ツアーを完結させた聖飢魔IIの執念のメッセージでもあった、そして「楽しい時間をありがとう。今日の日はお別れだ。では、また逢えるかな?」と告げると魔界へ続くブラックホールが現れ、構成員達はそれぞれ魔界に姿を消した。

 聖飢魔IIは、魔暦元年(‘99)12月29日〜31日に(当時の東京ベイNKホール)行われた解散大黒ミサで地球征服を完了し解散。その後人類の悪魔化を視察する為に国内外をはじめ約5年おきに、魔暦7(‘05)年、魔暦12(‘10)年、魔暦17(‘15年)と、期間限定で再集結し大黒ミサツアーを行なって来た。だが魔暦22(‘20)年、地球デビュー35周年時は新型コロナウイルス蔓延の煽りを受け、2年連続で、事前に収録したヴィデオを上映し、生トークコーナー[魔暦22('20)年]やアコースティックを中心にした変異生黒ミサツアー[魔暦23('21)年]に内容を変更せざるを得なかった。聖飢魔IIは地球デビュー35周年の大黒ミサツアーを本来の形で行うために、再集結期間を2年延長し、魔暦24('22)〜本年にかけて、真の35周年を執念で実現させた。


拡大表示


拡大表示


拡大表示


拡大表示

カメラマン: 山田晋也

■35++執念の大黒ミサツアー FINAL
2023年2月15日(水)
東京 国立代々木第一体育館

[セットリスト]
01. 創世紀
02. EL.DORADO
03. RATSBANE
04. Run Run Run!
05. Good Night Melodies(Syuto solo)
06. BAD AGAIN
07. 鬼
08. 魔界舞曲
09. RENDEZVOUS 60 MICRON'S
10. 嵐の予感
11. 呪いのシャ・ナ・ナ・ナ
12. STORMY NIGHT〜蠟人形の館〜DEAD SYMPHONY
13. WHAT'S HAPPENING?
14. 地獄の皇太子
15. WINNER!
16. 永遠の詩 -A Song Of Deceased -
17. BRAND NEW SONG
18. LOVE LETTER FROM A DEAD END
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015