ピアニストの
関孝弘が、恒例となっている東京・東京文化会館大ホールでのピアノリサイタルを12月8日(木)に開催します。
リストなどのクラシック楽曲とあわせて、「翼をください」の作曲家の
村井邦彦が、付き合いの長い関のために書いた、関の娘をイメージした「エレナ」や世界初演となる「1月のカンヌ」などが披露されます。
当日披露されるのは、
スカルラッティ「4つのピアノソナタ」、
レスピーギの「シチリアーナ」「間奏曲」「ノクターン」、リスト「バラード第2番」、村井邦彦の「エレナ」「スノー」「タンゴ」「1月のカンヌ」。村井は関のために曲を書きはじめ、今年で15年になります。
[コメント]「翼をください」の作曲家・村井邦彦先生とは、初めて会った瞬間から意気投合して、家族ぐるみのお付き合いをさせていただいていることに感謝。
村井先生の音は、その人柄そのもので純粋。虚飾がなく自然な響きが大好きです。心から生まれた純粋な響きが、聴く人の心の奥底に届けば良いな、と思っています。――関孝弘関さんのどこまでも澄み渡った透明な美しいピアノの響きに惹かれて、ピアノ作品「ELENA」が生まれました。15年前のことです。当時は、まだ小さくて可愛かった関さんのお嬢様のエレナさんをイメージした、私にとって初めてのピアノ作品となったのです。
「ELENA」のあと、今までに十数曲のピアノ作品を関さんのために書いてきましたが、いつも関さんの透明で美しく繊細なピアノの響きがインスピレーションになっています。
今回のコンサートのために新しい曲を作曲しました。楽しみにしていて下さい。――村井邦彦