Ovallのギタリストでもある
関口シンゴが、ソロ・アルバム『
tender』を12月6日(水)にリリース。あわせて、生配信や演奏動画を配信する新番組をスタートすることを発表しています。
ネオソウルの代表的存在ともいえる、
トム・ミッシュや
ジョーダン・ラカイと通ずるサウス・ロンドン的な空気感に、表情豊かなギターのリフとリズム、そしてローファイ以降のチルなビートを世界に先駆けてリリースしてきた関口。
『tender』は、
あいみょん、
アイナ・ジ・エンド、
米津玄師、
川崎鷹也、
s**t kingz、ASOBOiSM、
ウーター・ヘメルなど国内外のアーティストをサポート、また映画『
1秒先の彼』の劇伴音楽を担当するなど多岐に渡るシーンで活躍するなか、1stアルバム『
Brilliant』から約8年ぶりとなるソロ・アルバムです。
1,300万回再生とロング・ヒットを記録している「North Wing」を筆頭に、ミリオン越えの人気曲「Tender Rose」「Recollection」、「Raincoat」、ダンス・ミュージックへのリスペクトを込めたファンク・ディスコ・チューン「Dance」、これぞ関口シンゴ印のチル・ビート・ミュージック「Southern Street」、そしてアルバムのリード曲を飾る「Origami Song」といった、もはやインスト・ミュージックのジャンルを飛び超えてしまうほど全てが主役級の全12曲が収録されています。
限定盤はソロ・ギターによる、インスト・カヴァー・アルバム『Chill Guitar Covers』を付属した2枚組。コロナ渦以降、日課のように続けてきた配信ライヴでもお馴染みとなっている名曲ぞろいのカヴァー集となっており、
カーペンターズ「Close to You」、
ノラ・ジョーンズ「Don't Know Why」、
グローヴァー・ワシントン・ジュニア「Just the Two of Us」、
アリシア・キーズ「If I Ain't Got You」、
スティービー・ワンダー「Isn't She Lovely」といったクラッシックでエヴァー・グリーンな名曲たちがコンパイルされています。
チル・ビートで次々とグローバル・ヒットを放つなか、インスト・ミュージックの新たな可能性を探求してきた関口のシグネイチャー・サウンドが光るアルバム『tender』は、何度聴いても飽きることなく、どんな生活のシチュエーションにも寄り添って癒してくれること間違いありません。
また、関口は神奈川・湘南エリアを中心に、数多くの絶景ヴァケーション・レンタルやファーム・レストランを展開しているTHE HOUSEから生配信や演奏動画を配信することを発表。今後は海辺からインスタ・ライヴやYouTubeライヴの展開、有観客のプレミア・ライヴなども行なう予定です。
第1弾は神奈川・葉山の三ヶ下海岸にあるスモール・ラグジュアリー邸宅THE HOUSEで撮影された「White Chrismas」の演奏動画を、THE HOUSEのYoutubeチャンネルから近日配信予定。海辺のクリスマスの雰囲気を楽しむことができます。
[コメント]前作『Brilliant』から8年9ヶ月。
一曲一曲をその時の空気や想いと一緒に形にしてきた、正に“アルバム”になったと思います。
今作は初めて、マスタリングを除く全ての制作作業を自分自身だけでやってみました。
『Brilliant』の時にはまだそれをやり切るだけの力も技術もなかったなと思います。
この8年の間に沢山の音楽仕事を経験させてもらい、そこで培ったものが間違いなく今回のアルバムの音楽的表現を支えてくれました。
そう言った意味でもorigami PRODUCTIONSで音楽を作ってきたからこそ生まれた作品という気持ちも込めて「Origami Song」は必ず入れたかったし、また前作ではmabanuaをフィーチャリングした「Everyday I feel your heart」も自分のバージョンとして、ある意味自立した姿を見せられたらと思い収録しました。
「North Wing」は世界との繋がりやインストミュージックの可能性を自らに再認識させてくれた転機となる曲。
「Tender Rose」や「Raincoat」はギタリストとしての自分なりの表現方法を確立出来た(という手応えを感じられた)初めての曲のように思います。
「Dance」をはじめ、ライブや配信でファンの皆さんと育ててこれた楽曲もアルバムの一員として残すことが出来てとても嬉しいです。
全ての音は自分の部屋で自分自身と対話しながらひとりギターを弾いて作りましたが、同時に遠く離れた世界やいつも聴いてくれる人との繋がりを感じながらビートを組み、和音を重ね、メロディーを弾いていた気がします。
この作品が自分の知らないところで沢山楽しんでもらったり、繋がりを生み出してくれたらいいなぁと思いを馳せています。
リリースの時はいつも不安はありますが、正真正銘の「チルギターアルバム」であることだけは自信をもって言えます。――関口シンゴ