今年5月に開催された、毎年ウィーンの聴衆を熱狂させる記念碑的コンサートの模様が、ライヴ録音
『ボレロ&ハンガリー行進曲〜ウィーン・フィル・サマーナイト・コンサート2016』(SICC-30281 2,600円 + 税)として7月27日(水)に発売。このコンサートでは、
セミヨン・ビシュコフ(Semyon Bychkov)のタクトのもと、
ウィーン・フィル初の
プーランクを含むフレンチ・プログラムが奏でられました。コンサートの模様は、7月25日(月)午前0:50〜4:25にNHK BSにて放映予定。
〈ウィーン・フィル・サマーナイト・コンサート〉は、〈ニューイヤー・コンサート〉と並ぶウィーン・フィルの名物行事。2004年の開催以来、初夏のウィーンの風物詩として定着しています。ユネスコの世界遺産にも指定されているシェーンブルン宮殿を舞台に行なわれるオープンエアの演奏会は、無料で10万人の音楽ファンに開放され、その模様は世界の60ヵ国以上に生中継(もしくは録画放送)されています。
2016年の同コンサートではロシア出身の指揮者ビシュコフを迎え、
ビゼーや
ベルリオーズ、
ラヴェルによるポピュラー名曲などを演奏。「ボレロ」「ダフニスとクロエ」はウィーン・フィルとしては1996年のマゼール盤以来20年ぶりの録音で、プーランク「2台のピアノのための協奏曲」(
カティア・ラベック /
マリエル・ラベック)およびアンコールで演奏された『天国と地獄』の「カンカン」はウィーン・フィル初録音です。