TVドラマ、アニメ、映像ドキュメンタリーにとどまらず、交響曲や協奏曲、オペラ、劇音楽など多岐わたり作曲・指揮・演奏で才能を発揮してきた
千住明が、還暦となった2020年に音楽活動35周年を迎えたのを記念し、10月12日(火)に東京・サントリーホールでコンサートを開催します。「千住明の世界〜コラボレーション・コンサート 2021」とタイトルの付いたこのコンサートには、千住明と彼が率いるSENJUcoLAB Orchestraのほか、
中山優馬(vo)、
千住真理子(vn)、
若林顕(p)、
紅ゆずる(女優)、
杉山清貴(vo)、
上妻宏光(三味線)らが出演します。
コラボレーションアーティストとして出演が決定した中山優馬は、2021年3〜5月に上演したシンフォニー音楽劇『「蜜蜂と遠雷」〜ひかりを聴け〜』で共演。コンサートでは千住明がこの作品のために書き上げた「春と修羅 0番」を演奏するほか、
恩田陸が作詞 / 千住明が作曲した劇中歌などを千住明率いるオーケストラとともに披露します。
[コメント]昨年活動35周年をむかえ、一年間僕に何が出来るか考えてきました。今まで沢山の音楽を創り、多くのアーティスト達と重ねてきた時間、貴重な出会いから生まれたコラボレーション、そんな仲間達と今だから力を合わせて伝えたい事があります。――千住明シンフォニー音楽劇『蜜蜂と遠雷』〜ひかりを聴け〜で千住さんと共演させて頂き、千住さんの作り出す世界、またクラシックという奥深く味わい深い世界に魅了され感銘を受けました。これまでは、敷居の高い、理解の難しい高尚な芸術だと勝手に思っていました。いざ触れてみると何とも心地の良い、心に寄り添ってくれる様な暖かい世界でした。千住さんが魅力的な世界をまた作り出す瞬間を共に出来る喜びを感じております。僕らの世代や、もっと若い人にも千住さんの世界、またクラシックの素晴らしさを知って欲しいです。全力で楽しんで精一杯務めさせて頂きます。――中山優馬