ラッパーの仙人掌（MONJU / 1982S）とラッパー / ビートメイカーのS-kaineが、共作アルバム『82_01』を10月27日（金）に配信リリース。

　82年生まれ、東京のヒップホップをリードするMC・仙人掌の久々のまとまったリリースは、01年生まれ、大阪は西成で育った次世代のヒップホップを担うMC / ビートメイカー・S-kaineとガッツリ組んだジョイント作、その名も『82_01』。

　場所も世代も越えて絡み合う二頭の龍が耳元で火を噴けば、彼らが見つめた街の景色、フロアで踊る友達や仲間の姿......痛みや救いの混じり合った、たくさんの夜の記憶がすぐさま鮮明に立ち上がります。とりわけ目を見張るのは、仙人掌とS-kaineの両者が刺激し合い、それぞれのラップに新たなフィーリングを宿らせていること。成熟した仙人掌のラップはより深く街の声に呼応して軽快に躍動し、若きS-kaineは自身の存在をヒップホップ史へとさらに色濃く書き記すようにドープな夜を鋭くライムしています。『82_01』は彼らが夜の街へ繰り出し、繋がり、お互いのこれまでに触れて、それぞれが自らを更新したことの証明なのです。そうして生まれた、このみずみずしく強靭なグルーヴは、再生するたびに強度を増して、あなたの身体に染み付いた夜の痕跡を、何度でも明日の希望へと書き換えていくでしょう。ここにある可能性を、その耳でたしかめてください。