2006年作品
『タイムレス』でラテン・グラミー賞を受賞して以来、コンスタントにコラボレーション企画を発表してきた
セルジオ・メンデス(Sergio Mendes)が、73歳にして新たなスタジオ・アルバム
『マジック』を6月18日(水)に発表します。“出会いの魔法”がテーマと語る最新作では、
ウィル・アイ・アム、
ジョン・レジェンド、
カルリーニョス・ブラウンといったこれまでにもタッグを組んできた人気アーティストに加え、
ミルトン・ナシメントや
セウ・ジョルジを筆頭に現在のブラジル音楽界を牽引する実力派が参加。「人生そのものが“出会いの魔法”の連続だった」と語るセルジオ・メンデスと、豪華アーティストとのコラボレーションにより生まれる“魔法の瞬間”が封じ込められた一枚です。
1曲目の「ワン・ネイション」は、〈2014FIFAワールドカップ・ブラジル大会〉公式アルバムにも収録されており、サッカーを通じて国境をこえてひとつになろう、というメッセージが込められています。セルジオ・メンデスの大ファンとしても知られるウィル・アイ・アムが参加したポップなナンバーの2曲目、さわやかなメロディが夏を先取りするジョン・レジェンドとの共作の3曲目、魅力的な低音が心に残るセウ・ジョルジとの4曲目など、新旧ブラジルを代表するアーティストとのコラボレーションも聴きどころ。今回『マジック』に収録される13曲中3曲を除いては本作のために書き下ろした新曲であるという点は特筆すべきで、73歳を超えた今でもつねにチャレンジを続ける妥協なきアーティストとしての心意気が感じられる内容だ。ブラジル音楽史上最高のアーティスト / プロデューサーによる最新作が聴けるという喜びが、たっぷりと詰まったアルバムです。