ニコラス・ケルゴヴィッチ(Nicholas Krgovich)とジョセフ・シャバソン(Joseph Shabason)による2022年の最新作『アット・スカラムーシュ』と、2人がクリス・ハリスとのトリオ名義で発表した2020年作『フィラデルフィア』をカップリングした日本独自2枚組『
アット・スカラムーシュ + フィラデルフィア』が10月7日(金)に発売されます。
本国カナダはもとより、日本でも数多くのミュージシャンや愛好家から熱心な支持を集めるヴァンクーバー在住のメロウ・ポップ・マスター、ニコラス・ケルゴヴィッチ。ニューエイジ / アンビエント色濃厚なソロ作や
デストロイヤーや
ザ・ウォー・オン・ドラッグスへの参加など、プロダクションワークで高い評価を受けるトロント在住のマルチ・プレイヤー、ジョセフ・シャバソン。そして、ジョセフ同様デストロイヤーへの参加で知られるギタリスト、クリス・ハリス。
3名は、2018年のニコラスのソロ・アルバム『アウチ』で顔を揃え、自然発生的にコラボレーションをスタート。2019年12月から2020年4月にかけて録音〜ミックスし完成させたのが2020年作『フィラデルフィア』です。
ニール・ヤングが同名映画に提供した楽曲名「フィラデルフィア」を冠した本アルバムは、
吉村弘や
高田みどりなど日本のニューエイジ・クラシックからの影響と、
デヴィッド・シルヴィアン、
ブルー・ナイル、
トーク・トーク的なエレガンスを感じさせる極上チル・サウンドとして高い評価を獲得しました。
そして、ジョセフがミックスを担当した2021年6月リリースのニコラスのソロ最新作『ディス・スプリング』(日本では『アウチ』との2枚組CD『
ディス・スプリング・イズ・ザ・ワン』でリリース)に続いて、2021年11月から22年1月にかけて制作されたのが、2022年発表の最新作『アット・スカラムーシュ』となります。クリスはゲスト・ポジションに後退し、シャバソン&ケルゴヴィッチ名義となったものの、前作から引き続いてのアンビエント・ポップ路線は至上のクオリティをキープ。さらに前作では極力抑えられていたリズム楽器を打ち出した抜けの良いポップ・ チューンとのブレンドにより、アルバム全体の印象が前作よりもカラフルな仕上がりとなっています。ニコラスと、前作に続いて参加の盟友クリス・A.カミングスaka
マーカー・スターリングやドロシア・パースとのヴォーカル・ハーモニーも絶品です。
アーティスト自身からの希望を受け、シャバソン、ケルゴヴィッチ、そしてハリスのコラボレーション連作を日本独自に2枚組CD化した本作。ディスク1『アット・スカラムーシュ』、ディスク2『フィラデルフィア』の両アルバムともに世界初CD化となります。