ヴァイオリン奏者の
庄司紗矢香が、ピアニストの
ジャンルカ・カシオーリとふたたびタッグを組んで録音した新作『
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集 VOL.1』を11月16日(水)に発表しました。2022年5月、イタリア・モンドヴィの教会「Sala Ghislieri」でのレコーディング時に撮影されたヴァイオリン・ソナタ第35番第2楽章のショート・ミュージック・ビデオがYouTubeで公開中です。
コロナ禍でコンサート活動がままならなかった時期に庄司は
モーツァルトをはじめとする18世紀の古典の文献を研究。その探求の旅を経てレコーディングに臨んだ庄司は、古典派当時の楽器に倣い、ガット弦とモーツァルト時代のクラシック弓を使用し、カシオーリはフォルテピアノを演奏しています。とはいえ、けっして懐古的ではなく、モーツァルトの音楽を表情豊かに、いま生まれるものとして伝えることを主眼として制作されました。
また、本作は通常盤CDのほかSACDハイブリッドでも発売され、ハイブリッド盤のSACD層にはステレオ音源と4.0chのサラウンド音源が収録されています。
さらに、庄司とカシオーリは12月1日(木)の京都・青山音楽記念館バロックザール公演を皮切りに、7年ぶりとなるデュオ・リサイタル・ツアー〈庄司紗矢香&ジャンルカ・カシオーリ デュオ・リサイタル〉を全国8ヵ所で開催。新作収録曲も披露する予定です。
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