ヴァイオリニストの
庄司紗矢香が、4年ぶりの新作『モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集』を11月16日(水)に発表します。付き合いの長いピアニストの
ジャンルカ・カシオーリと、イタリア・モンドヴィの教会「Sala Ghislieri」で今年5月にレコーディングを敢行。2人は12月に全国8ヵ所をまわるデュオ・リサイタルを開催します。
庄司はコロナ禍でコンサート活動ができなかった時期に、
モーツァルトをはじめとする18世紀の古典の文献を研究。新作は、その研究の成果を反映したものとなっています。収録曲は「ヴァイオリン・ソナタ 第28番 ホ短調 K.304(300c)」「ヴァイオリン・ソナタ 第35番 ト長調 K.379(373a)」「ヴァイオリン・ソナタ 第42番 イ長調 K.526」の3曲。当時の古典派の楽器に倣い、庄司はガット弦とモーツァルト時代のクラシック弓を使用し、カシオーリはフォルテピアノを演奏しました。
庄司紗矢香は、今回のレコーディングやコンサートに至るまでを綴ったテキスト「18世紀の音楽についての考察」を自身のウェブサイトで公開しています。
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