日本のクラシック・ギター界を牽引する
荘村清志と
福田進一をプロデューサーに迎え、2006年8月より毎年夏に開催されているHakuju Hallの主催公演シリーズ“Hakujuギター・フェスタ”。その第12回目を数える〈第12回 Hakuju ギター・フェスタ2017 魅惑のラテンアメリカ〉が8月18日(金)〜8月20日(日)にかけて東京・富ヶ谷 Hakuju Hallで開催。
今年のテーマは、第3回目、第6回目に続いて“ラテン・アメリカ”。初日の前半には荘村が登場し、昨年の“ギター・フェスタ”に自身初となるギターのための新作を提供したアコーディオニスト
cobaが今年新たに手がけたギター・ソロ曲を世界初演。後半は、福田がラテン・アメリカ作品も得意とするピアニストの
三舩優子を迎え、ピアノ伴奏によるギター協奏曲をメインに南米の名曲を演奏します。
2日目の前半は、待望の初来日を果たす南米チリ出身の名手、ホセ・アントニオ・エスコバル(Jose Antonio Escobar)が登場。福田も絶賛する才能あふれるギタリストが、アルゼンチンやコロンビア、ベネズエラの作曲家たちの作品をソロで奏でます。後半ではメゾ・ソプラノの
林 美智子と荘村で、
ピアソラの歌曲を演奏。同日開催の若手ギタリストの登竜門“旬のギタリストを聴く”には、齊藤泰士、多治川純一、萩野谷英成、前田司から成る話題のギター・カルテット、
クアトロ・パロスが登場します。
すでにチケットが完売している最終日は、前半で福田のソロによる
ポンセや
バリオス、ピアソラの作品を、そして後半はアルゼンチン出身の名ギタリスト、
レオナルド・ブラーボ(Leonardo Bravo)のソロに続き、荘村、福田、エスコバルも加わってのアンサンブルで賑やかに締めくくられます。
なお1階サロンでは、今年も“ギター・マルシェ”を開催。ギター関連のCD、楽譜、小物等の販売から、爪のお手入れワンポイント・アドバイス・コーナーなど、ギター・ファンが楽しめる空間となっています。