毎年恒例となっている
SIONのライヴ・イベント<SION-YAON with THE MOGAMI>が8月12日(日)、東京・日比谷野外大音楽堂で開催。SIONは“世界一のバンド”と全幅の信頼を寄せるTHE MOGAMIと共に約2時間、新旧のレパートリーを織り交ぜ、全25曲を披露しました。
前半は、7月にリリースしたニュー・アルバム
『Kind of Mind』からの曲を主に展開。立て続けに演奏した「独り善がりのアウトローより」からの4曲では、真っ赤なライトに照れされながら吠えるように歌う鬼気迫る姿が客席を圧倒。また、お馴染みの曲を歌った後半は、人気のアコースティック・ナンバー「がんばれがんばれ」で感極まったのか、歌い終わったあと、しばらく後ろを向いたまま前を向かないという珍しい姿を見せ、今年のSIONは例年よりも感情を露わにしていたようにも。
そして、「お前の空まで曇らせてたまるか」からのロックンロール3連打からなだれこんだ「マイナスを脱ぎ捨てる」で客席の興奮はさらに絶頂へと上り詰める。アンコールでは羽織っていたシャツを真っ黒いコートに着替え、真っ黒い帽子を被って再登場。「まだまだ何回も会おうぜ」と客席に語りかけ、2回目のアンコールでは「彼女少々疲れ気味」と「お前がすきなんだ・Bang!」をジャジーに届け、「今年も野音でできて嬉しいぜ。みんなに会えて嬉しいぜ」と名バラード「このままが」で締め。客電がついてからもう一度、ステージに出てきたSIONの「乾杯!」の声とそれに応えるファンの声が響き渡り、野音ライヴは大団円を迎えました!(Photo By TOHRU ASOU)