1958年から65年にかけて制作され、複製音楽作品の金字塔のひとつと言われる
ゲオルグ・ショルティ指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ほかによる
ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』。この大作をリマスターした第3作『
ジークフリート』が3月31日(金)に発売されました。また、最終作にあたる第4作『
神々の黄昏』が6月30日(金)に発売されます。いずれも国内盤はSACD / CDのハイブリッド仕様。そのほかドルビーアトモスでの配信と輸入盤LPがあります。
この新たなリマスターは、レコード史上初の壮挙となった『ニーベルングの指環』のスタジオ全曲録音プロジェクトを担った指揮者、ショルティの生誕110周年と没後25周年を記念して2022年にスタートしました。オリジナルのステレオ・マスターテープから2022年に制作した192kHz/24bitのマスターをもとに、各仕様の音源を作っています。
日本盤のみグリーン・カラー・レーベルコート、オリジナルLPジャケットをあしらった三方背ケース、歌詞対訳付きブックレット付きでリリース。この作品を含め、演奏家の活動とその録音を生涯や社会状況とあわせてとらえ、歴史物語として説く「演奏史譚」を専門とする山崎浩太郎によるオリジナル・ライナーノーツも掲載されています。
©Decca / Christina Burton