急逝した
マリス・ヤンソンスの後を受けて、2023 / 24シーズンから
バイエルン放送響の第6代首席指揮者を務める
サイモン・ラトル(Simon Rattle)。その新シーズンの幕開けに合わせて、10月6日(金)に
サイモン・オニール(テノール)、ミヒャエル・フォッレ(バリトン)、サイモン・ラトル指揮バイエルン放送交響楽団 他の『ワーグナー:楽劇「ジークフリート」』が発売されます。
この音源は、ラトルとバイエルン放送響が2015年から進めてきた『ニーベルングの指環』演奏会形式上演のライヴ録音の第3作。2023年2月3〜5日にドイツ・ミュンヘンのイザールフィルハーモニー・イン・ガスタイクHP8でライヴ録音されました。2021年にオープンしたばかりのイザールフィルハーモニー・イン・ガスタイクHP8は、前2作を録音したドイツ・ミュンヘンのヘルクレスザールより大きく、音響設計家の豊田泰久と彼の事務所「永田音響」が手掛けた音響設計の妙と相まって、さらなる空間の広がりを感じられる録音となっています。ラトルはみずから「『ジークフリート』には、ワーグナーが書いた音楽の中でももっともドラマティックで色彩豊かで魅惑的な音楽があります」と語るとおり、バイエルン放送響の精妙な音色、精緻なソロ、スケールの大きなトゥッティと響きを紡ぎ出しています。