サイモン・ラトル(Simon Rattle)指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による待望のニュー・アルバム
『ブラームス:ピアノ四重奏曲(管弦楽版)』(TOGE-11076 税込3,300円)が8月24日にリリースされます。
2009年にリリースされた『ブラームス:交響曲全集』は同年のコア・クラシック海外アーティスト売上No.1を記録し、大きな話題を呼びました。今作は、その
ブラームスを師と仰いだ作曲家、
シェーンベルクが編曲したブラームスのピアノ四重奏曲のオーケストラ・バージョンを収録。日本盤はSA-CD(ハイブリッド)でのリリースとなります。
また、今作にはシェーンベルクの管弦作品「映画の1場面への伴奏音楽」と室内交響曲第1番が収録されていることも注目すべきポイントです。
「映画の1場面への伴奏音楽」は、1929年にドイツ・マグデブルクのHeinrichshofen Verlag社の依頼を受け、実験的な映画の音楽として書かれた作品。結局、映画はお蔵入りとなってしまいましたが、1930年に
ハンス・ロスバウトの指揮で
フランクフルト放送交響楽団によって初演されました。その後、バレエ音楽としても用いられましたが、近年ではめったに演奏されていない作品です。
室内交響曲第1番は、当初単一楽章の15人編成として1906年に完成されましたが、1922年にフル・オーケストラ版として再編成しされた作品。1935年にも再び手が加えられ、これが今回ベルリン・フィルによって演奏・レコーディングされた編曲版となります。1935年に再編曲されたこのフル・オーケストラ版をラトルがレコーディングするのは今回が初めてとのことです。
※8月24日発売
サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
『ブラームス:ピアノ四重奏曲(管弦楽版)』(TOGE-11076 税込3,300円/SA-CD HYBRID仕様)
[収録曲]
01. ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編管弦楽曲版)
02. シェーンベルク:映画の1場面への伴奏音楽
03. シェーンベルク:室内交響曲第1番(フル・オーケストラ版)
[録音]
2009年10〜11月