60年代末から70年代はじめにかけて
スライ&ザ・ファミリー・ストーンでヒット曲を連発した
スライ・ストーン(Sly Stone)が、60年代初頭に高校の同級生と結成した混声コーラス・グループ、スライ&ザ・ヴィスケインズの音源を収録する『イエロー・ムーン〜コンブリート・レコーディングス1961-1962』が3月25日(木)に発売されます。
彼らが発表した3枚のシングルにスライがリード・ヴォーカルをとる未発表曲、ジョージ・モトーラのプロデュースでダニー・スチュアート名義で発表したシングル、スライが師と仰いだ白人ポップ・シンガーでヴィスケインズに楽曲を提供したゲイリー・スタイツとの共作、「ルイ・ルイ」で知られる
リチャード・ベリーがヴィスケインズをバックにジャスパー・ウッズ名義で発表したシングルなど、初出音源を含む19曲を収録。これまでスライのこの時代の音源は資料が少なかったため、彼の初期音源集を謳った再発盤では間違った曲が収録されるなどして不当な評価をされてきましたが、本作ではスライ・ストーン本人の監修の元、新たに発見されたテープからリマスターされ歴史的価値、内容とも申し分ないできとなっています。