“現代の
ジャクリーヌ・デュ・プレ”ともいわれるほどの実力と人気をもつチェリストの
ソル・ガベッタ(Sol Gabetta)が、
エルガー、
マルティヌーによる2曲のチェロ協奏曲を2014年にライヴ収録したアルバム『
ソル・ガベッタ&ベルリン・フィル・ライヴ!〜エルガー&マルティヌー: チェロ協奏曲』(SICC-30421 2,600円 + 税)を1月25日(水)にリリース。オーケストラはガベッタとは初共演となった
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で、エルガーを
サー・サイモン・ラトル(Sir Simon Rattle)、マルティヌーを
クシシュトフ・ウルバンスキ(Krzysztof Urbański)が指揮しています。
ガベッタは2009年に
マリオ・ヴェンツァーゴ(Mario Venzago)指揮
デンマーク国立交響楽団とエルガーのチェロ協奏曲を録音しており、非常に高い評価を得ていますが、今回はラトル&ベルリン・フィルと共演。ジャクリーヌ・デュ・プレの十八番であったという、憂愁とノスタルジーにあふれた感情豊かな名作を、ラトルのサポートのもとロマンティックかつ情熱的に奏でています。2014年イースター音楽祭でライヴ・レコーディングされました。
マルティヌーのチェロ協奏曲はエルガーの翌月、俊英ウルバンスキがベルリン・フィルにデビューした定期演奏会のライヴ・レコーディング。ガベッタにとって、同曲は初録音となります。ガベッタは、チェコの国民音楽と20世紀の音楽イディオムを融合したこの協奏曲を、深い抒情性を伴う見事な表現力で演奏しています。
なお、ウルバンスキは2016年6月まで東京交響楽団の首席客演指揮者をつとめ、2015年から
ハンブルク北ドイツ放送交響楽団(現在の名称はNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団)の首席客演指揮者に就任。2017年3月にNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団と来日予定です。