園 子温監督による映画『地獄でなぜ悪い』が9月28日(土)に全国公開。なお、本作のレイティングは“PG12”に決定しています。
――ヤクザの組長・武藤(
國村 隼)は、娘ミツコ(
二階堂ふみ)を主演に映画製作を決意する。映画の神様を信じるうだつのあがらない映画青年(
長谷川博己)と、通りすがりのフツーの青年(
星野 源)を監督に迎え、スタッフ&キャストは、オールヤクザ! 娘を映画スターに! ……それは、武藤を守るため獄中に入った妻しずえ(
友近)の生涯の夢でもあった。対立する池上組とその組長で、過去の出会いからミツコに恋心を抱く池上(
堤 真一)までをも巻き込み、事態はとんでもない方向に展開していく――。
絶賛放送中のドラマ『みんな!エスパーだよ!』や、芸人デビューなど、話題に事欠かない園 子温監督の最新作『地獄でなぜ悪い』は、ヤクザの抗争を舞台に、キャストのほとんどが刀を振り回し、血まみれになる……そうですが、映倫の審査は“PG12”に決定(なお、今回解禁された第1弾ポスター・ビジュアル[写真]は高橋ヨシキによるもの。死体の山からカメラが!)。映画関係者は「絶対にR15以上だと思った」と口を揃える中、映倫サイドが今回の判断をした決め手は「全てのシークエンスがコメディの要素だと理解した」とのこと。
今から十数年前、園 子温監督が野心を胸に執筆したという脚本を、改めて自身で加筆。当時の映画に対する純粋な思いを吐き出した超娯楽作品にして痛快無比のウルトラ・アクション活劇『地獄でなぜ悪い』。ぜひ劇場でご覧ください。