スピリチュアライズド (Spiritualized)が2018年の『
And Nothing Hurt 』以来、3年ぶり通算9枚目のアルバム『エヴリシング・ワズ・ビューティフル』を2022年2月25日(金)にリリースすることを発表。このアナウンスにあわせ、アルバムのオープニング・トラック「Always Together With You」が公開されました。
コロナのため、ロックダウンや孤独の中にある人もいたが、逆境の中、成長した人もいた。「まるで生涯、トレーニングをしているように感じた」とスピリチュアライズドの中心人物であるJ Spacemanは語っています。
孤独を「美しい孤独」と言い換えれば、それほど悪いことではありません。彼は、サイレンも鳴らなくなった、誰もいない“ローマ時代のロンドン”を歩き、鳥のさえずりと奇妙さに満ちていて、飛行機雲もない世界を見ていました。彼は鳥のさえずりを聴きながら、頭の中で鳴っているすべての音楽に意味を見いだそうとしたのです。9枚目のスタジオ・アルバムである新譜のミックスは、まだうまくいっていませんでした。
『エヴリシング・ワズ・ビューティフル』では、スペースマンは16種類の楽器を演奏しており、11ヵ所のスタジオと自宅で制作されました。また、娘のポピー、長年のコラボレーターで友人のジョン・コクソン、ストリングスやブラスセクション、聖歌隊、ホワイトチャペルのベルファウンドリーのフィンガーベルやチャイムなど、30人以上のミュージシャンやシンガーを起用しています。
「情報量が多すぎて、少しでも動くとバランスが崩れてしまうのですが、私にとってはぐるぐる回ることが重要です。制御不能に陥るのではなく、ぐるぐる回っているうちに、その都度、良いものを掴んでいくのです。たしかに失敗もありますが、それも含めて持ち続けることで、ある種の……達成感を得ることができます。“そこ”にたどり着くんだ」
最終的に、ミックスはそこに到達し、『エヴリシング・ワズ・ビューティフル』は達成されました。その結果、『
Ladies And Gentlemen We Are Floating In Space(宇宙遊泳) 』期のライヴ・アルバム『
Royal Albert Hall October 10 1997 』以来、スピリチュアライズドがリリースしたレコーディングの中で、もっともライヴ感のあるアルバムとなっています。
アートワークはスピリチュアライズドの大ヒット作である『Ladies And Gentlemen We Are Floating In Space』を手がけたMark Farrowがデザイン。LPのアートワークからはピル・ボックスを作ることができます。
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