スティーヴ・ハケット 2003/09/30掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ううむ、
スティーヴ・ハケットが急に色気付いてきました。先頃の
『トゥ・ウォッチ・ザ・ストーム』のリリースあってなのか、珍しくリリース・ラッシュです。それも、すべて日本盤のみ紙ジャケット仕様の初回生産限定盤ですぞ!
まずは、日本盤では再発となる2作から。
セルフ・トリビュートの好例とも言える、過去のコンプレックスを払拭したジェネシス・セルフ・カヴァーの傑作
『ジェネシス・リビジテッド』(UICE-9010)。リマスターなどの類ではないようですが、オリジナルのマスター・ヴォリュームが小さかったのは改善を強く希望したいところです。ひとりの男の歴史というものを、主役よりむしろサポートに回るその背中に感じる傑作です。参加陣もジョン・ウェットンやトニー・レヴィン、ビル・ブラッフォードといったキング・クリムゾン人脈を筆頭に、豪華尽くしなのですから。
もうひとつの再発は、そのライヴ盤と言っていいでしょう96年の東京公演を収めた
『トーキョー・テープス〜ジェネシス・リヴィジテッド・ライヴ1996』(UICE-9015〜6)。こちらもウェットンやイアン・マクドナルドが参加した豪華なライヴ。ヴォーカリストの特権でウェットン・ナンバーも入っていますので、ハケット・ファンならずとも所持必須。でも、あの渋い装丁(写真は現行盤)を紙ジャケにするという発想は逆に新鮮かも?
続いて、国内盤をメインに購入されている方には朗報な、ライヴ盤の日本盤化。
その対象は、全編アコースティックという、ハケット・ファンなら「ああ、けっこう好きだよね彼」と納得のブダペストでのライヴ
『ハンガリアン・ホライズン〜アコースティック・ライヴ・イン・ブダペスト』(UICE-9011〜2)と、もっか最新ライヴ・アルバムとなるブエノスアイレスでの久々エレクトリック・ライヴ
『サムホエア・イン・サウス・アメリカ〜ライヴ・イン・ブエノスアイレス』(UICE-9013〜4)。前者はハケット節全開といった穏やかさであり、後者はジェネシス・メドレーなどで盛り上がり必至な、ともに日本盤初登場作品。どっちにせよ「ジェネシスよりハケットが好き」という人にはお気に入り間違いなしでしょう。
これら4作は、すべて10/22(水)に発売予定。1枚の『ジェネシス・リヴィジテッド(旧邦題:新約創世記)』のみ\2,243(税込)で、あとはすべて2枚組、\3,262(税込)での発売となります。
来日してギタリスト・イヴェントもこなしちゃうハケット。新作も出たことだし、単独来日公演なんてないのかな・・・・・・と期待しながら、とりあえずは、これらを楽しみに待ちましょう!