スティング 2003/07/08掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
以前、新曲が注目とお伝えした
スティングですが、アルバムもとうとう発売が決定しました。スタジオ作では3年ぶり、その間にはライヴ・アルバム『オール・ディス・タイム』というファンへのプレゼントがあったものの、彼にはやはり緻密なサウンド・ワークに定評のあるスタジオ作を期待してしまいますね。
その
『セイクレッド・ラヴ』(UICA-1015)と名付けられた新作は、常に彼のアルバムでは何らかの形で訴えられていた「愛」を、今度は惜しみなく直球で伝えるもの。今まで父を失って感じた愛を伝えた『ソウル・ケージ』などがあったものの、アルバム全体で素直な愛を語るというのは、ひょっとして初めてでは? 優しさにあふれた全10曲(+ボーナス・トラック)になりそう。
日本盤はボーナス・トラックがとにかく豊富で、世界最多の3トラックを追加収録。収録曲にして先行シングルの「センド・ユア・ラヴ」のリミックスに、何度観てもマチルダの可愛さにゃ泣ける映画『レオン』のエンディングをさりげなく飾っていた名曲「シェイプ・オブ・マイ・ハート」の嬉しいアコースティック・ヴァージョン、そしてTBS系ドラマ「愛するために愛されたい〜バーボン・ストリート」のためにリメイク&コーネリアスがミックスを担当した「ムーン・オーヴァー・バーボン・ストリート」の3曲。先行発売のうえ収録曲最多の13曲収録ときちゃ、日本盤を買うしかありませんね! これで各国盤のボーナス曲の網羅となる予定なので、発売日の9/10(木)まで、安心して\2,548(税込)を用意して待っていましょう。あ、でもですね、10月には「DVD商品の発売も予定」されているとのこと。詳細は未定ですが、ひょっとしてDVD付2枚組とかじゃあ、ないだろうな・・・・・・また、発売にあわせて、8/27(水)には6枚のスタジオ作、ライヴ『ブリング・オン・ザ・ナイト』、編集盤『ナーダ・コモ・エル・ソル』といった過去8作も一気にプライス・ダウン再発される模様です。
因みに、わりと親日家のスティングですが、くだんのリメイク曲はドラマが
『ブルー・タートルの夢』(写真)収録の「バーボン・ストリートの月」にインスパイアされて書かれたものと知った彼が、喜んでパリで再録音を試みたとのこと。しかも頑固な彼がリミックスを大いに許すひとつのきっかけとなったコーネリアスにミックスを任せているというのだから、日本のファンとしては嬉しくなりますね。ちょっといい話でした。