スティングが1991年に発表したアルバム『
ソウル・ケージ』の30周年記念デジタル限定デラックス・エディションが1月15日にリリースされました。タイトル曲がグラミー賞の最優秀ロック・ソングを受賞、「オール・ディス・タイム」などのヒット曲を収録するこのアルバムに、ライヴ、リミックス、スペイン語 / イタリア語ヴァージョン、トリビュート・アルバムに提供した
エルトン・ジョンのカヴァー「遅れないでいらっしゃい」など、13曲のボーナス・トラックを追加収録しています。
『ソウル・ケージ』は、アルバム制作直前に亡くなった父親に捧げた、パーソナルな内容を持つアルバムとして知られ、歌詞の大半が繰り返し“航海”をテーマにした、船乗りになることに憧れながら生涯を終えた亡き父の夢へのオマージュとなっています。『ソウル・ケージ』の根底に流れていた主題を、スティングはその後も持ち続け、自身初となるミュージカルで2013年にアルバムが発売された『ザ・ラスト・シップ』に至っています。2014年に上演された『ザ・ラスト・シップ』の舞台で描かれたのは、スティングの生まれ故郷イングランドの造船業の繁栄と衰退の物語でした。
『ソウル・ケージ』はスティングと
ヒュー・パジャムが共同プロデュース。その後長きにわたってスティングの作品に欠かせない存在となった
ドミニク・ミラー(g)が初参加し、
デヴィッド・サンシャス(key)、今は亡き
ケニー・カークランド(key)、
ブランフォード・マルサリス(sax)、
マヌ・カチェ(ds)が参加しています。