先日、ニュー・ミニ・アルバム『All Delighted People EP』を配信限定(
http://sufjanstevens.bandcamp.com/)でリリースしたばかりの
スフィアン・スティーヴンス(Sufjan Stevens)が、それとは異なるニュー・アルバム
『THE AGE OF ADZ』を10月13日(米国盤は10月12日)にリリースすることが決まりました。
『THE AGE OF ADZ』は、名作
『イリノイ』からじつに5年ぶりとなるオリジナル・フル・アルバム。スフィアンがサポート・メンバーとしていくつかのライヴに参加するなど親交の深いバンド、
ザ・ナショナル所有のブルックリンのスタジオなどでレコーディングされており、数曲にザ・ナショナルのメンバーも参加していると伝えられています。
前述のとおり『All Delighted People EP』とはまるで異なったサウンドで、バンジョーやアコースティック・ギターに代わり、ドラム・マシーンやアナログ・シンセを主体に、重厚なオーケストレーションを配した一枚で、基本的にはポップで、ときにはダンサブルな瞬間も訪れるのだとか。
ザ・ナショナルのギタリスト、ブライス・デスナーによれば「これはとんでもないアルバムになる。みんな圧倒されると思う。これまでのスフィアンのどの作品とも違ったもの」で、とくにコンセプトが設けられてはいないものの、愛や喪失、黙示といったテーマのもとに壮大なファンタジーが繰り広げらているそうです。
また、インパクトの大きなアルバム・ジャケットは、アウトサイダー・アーティストの故ロイアル・ロバートソンの作品で、アルバム・タイトルの“ADZ”もロバートソンの作品に発想を得ているとのこと。
『All Delighted People EP』にどっぷり浸りながら、発売を楽しみに待ちましょう!