7月25日(日)東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)にて、
スガ シカオの全国ツアー<SUGA SHIKAO“FUNKASTiC SUMMER 2010”がファイナルを迎えました! このツアーは、5月に発売された2年ぶりのニュー・アルバム
『FUNKASTiC』を引っさげ、全国で13公演行なわれたもの。
スガ シカオはデビューから13年、『FUNKASTiC』では、同作を含め、発売されたすべてのアルバム作品が13作連続でアルバム・チャートTOP10入りを果たし、故・
尾崎豊が『愛すべきものすべてに−YUTAKA OZAKI BEST』で打ち立てた“1stからのアルバム連続TOP10入り”の男性ソロ・アーティスト(グループからのソロを除く)記録である12作連続を13年7ヵ月ぶりに塗り替え、男性ソロ・アーティスト歴代1位に輝いています。
ツアー・ファイナルとなったこの日のステージは、シャウト全開の「Party People」、先行シングル「サヨナラホームラン」でスタート。「兆し」ではアコースティック・ギターとキーボードだけでじっくり聴かせ、「改めましてこんばんは! スガ シカオです! 今日はツアー・ファイルになりますが遊びに来てくれてありがとうございます! 今日で終わってしまうのが本当に寂しいんですが……。何かね、今回のツアーはずっとやっていたいんですよね(バンド・メンバーを振り返りながら)。ファイナルということで自分たちも楽しんでいきたいと思いますので、皆さんも最後まで 楽しんでいって下さい! 今回のツアーはアッという間に終わってしまうんで気をつけてね!」とMC!
スガ シカオの真骨頂とも言える重厚なファンク・ナンバー「ファンカゲリヲン」、ワウを聴かせたギター・サウンドが痛快な「トマトとウソと戦闘機」、映画『スイートリトルライズ』の主題歌となった「雨あがりの朝に」と続き、スガ自身がファンであり約3年にわたりラブ・コールを送り続けようやく実現した、リリース作品史上初の“フィーチャリング作品”となる「はじまりの日feat. Mummy-D」では、エレクトロとロックが融合したエレクトロックなサウンドで会場を大いに盛り上げる(東京公演、大阪公演のみスペシャル・ゲストとして
RHYMESTERの
Mummy-Dが登場!)。
曲順通りにアルバム『FUNKASTiC』からのセット・リストが終わると、後半戦は「SPIRIT」「奇跡」などアッパー・チューンでたたみかけ、会場は巨大なダンスホールへ。夏の定番曲である「午後のパレード」で会場に訪れた1,800名のファンと一体となり、本編は終了。
アンコ−ルでは「みんなサイコー! 今日は最高のファイナルになりました!」とファンへの感謝を伝えるとともに「ちょっと真面目な話しをすると……今、日本の音楽シーンは、CDが売れなくなってしまったり、違法ダウンロードの問題もあってどんどん厳しい状況になってきていて。でも僕たちミュージシャンが保守的にならずにどんどん新しいものを生み出していかないと日本の音楽シーンの未来はないと思っています。次のアルバムなのか、次のステージなのかはわかりませんが、この先もアグレッシヴに何か新しいものにトライをしてゆく……その基本姿勢だけは変わらずにやっていきたいと思っています。そして、それをやり続けるためには、こうして僕の音楽を支えてくれる皆さんがいないと成り立たないので、これからもどうかよろしくお願いいたします!」と語る場面も。そして、今月誕生日を迎える彼へ向け、バースデーケーキと会場からの大合唱で一足早い誕生日プレゼント!
アンコールが終了し、公演終了のアナウンスが流れても鳴りやまない拍手にWアンコールも披露され、ライブではお馴染み「Hop Step Dive」「俺たちファンクファイヤー」の大合唱とともに、全22曲・2時時間30分に及ぶツアー・ファイナルは大盛況にて幕をおろしました。
夏には多数のフェスへも参戦することが決定しているスガ シカオ、快進撃はまだまだ終わりません!
(撮影:矢部志保)