10月24日(土)、埼玉県・さいたまスーパーアリーナにて、オフィスオーガスタ所属アーティストが一堂に会する夏恒例のイベント〈Augusta Camp 2009 〜Extra〜〉がファイナルを迎えました!
2009年で11年目を迎えた〈Augusta Camp〉。野外で行なってきた例年と大きく形式を変え、鳥取、三重、東京、埼玉の4都市で、出演者を組み替え演目の異なる公演を開催。ハワイ夢広場(鳥取県湯梨浜町)、三重県・ナガシマスパーランドの2つの野外会場に続き、東京・品川ステラボール公演、そして10月24日のファイナルは屋内会場となる、さいたまスーパーアリーナ公演となり、アリーナ会場での開催と、ハウス・バンド形式は〈Augusta Camp〉史上初の試みに!
ファイナル公演のラインナップは、
スキマスイッチ、11月からは舞台出演を控える
杏子、
元ちとせ、
秦 基博、
Micron'Stuffの5組に加え、“Newcomer Act”として、10月7日にデビューしたばかりの
さかいゆう!
オープニング映像が流れ、いよいよスタートした〈Augusta Camp 2009 〜Extra〜〉。トップバッターの秦 基博がステージに現れると早くも大歓声! 1曲目の「虹が消えた日」では、大きく広がりのある声が早くも会場中に響きわたりました。
「オーガスタキャンプへようこそ!!」と会場へ呼びかけると、2009年夏にリリースされたシングル「Halation」へ。4曲目では「この男を呼びたいと思います!! 常田真太郎!!」とスキマスイッチの常田真太郎をステージに。
「シンタさんに弾いて欲しい曲がありまして……。僕もゆくゆくはスキマスイッチに入ろうかと……その布石を今日打っておこうかな(笑)」と会場を沸かせ、「鱗(うろこ)」をパフォーマンス。〈Augusta Camp〉ならではのスペシャル編成でこの曲を歌い終えると、次の曲のイントロでは「一人足りないんじゃないですか? もう一人呼びたいと思います!! 大橋卓弥!!」! 常田のピアノと大橋のコーラスが彩る「キミ、メグル、ボク」にて秦のステージは終了。
次いで登場したのは、Micron'Stuff(マイクロンスタフ)。9月にリリースしたアルバム
『AMAJOR』から「step to the NEXT」で会場の雰囲気をガラリと変えると、2曲目では「早速ゲストを呼んじゃいます!! 杏子!!」と杏子を呼び込み、同じくアルバムから「ロリポップ feat.杏子」を演奏。3人のヴォーカリストがステージ狭しと動きまわり、最後はスクリーンの映像効果も使いながら、切ないミディアム・ナンバー「Cry to the Moon」で締め。
元ちとせは「恵みの雨」で幻想的にステージをスタート。「皆さん、こんにちは!! 元ちとせです。こんな大きな会場に参加させて頂き本当に嬉しいです。リラックスして楽しんでいって下さい」と、今度は打って変わって「甘露(アムリタ)」でさわやかな歌声を響かせる。
「〈Augusta Camp〉が2009年のライヴ納めになります。みなさんもう少しお付き合い下さい」と「あかこっこ」に続き、「千の夜と千の昼」と重厚なラヴ・ソングを続けて、その声の存在感と迫力で会場を圧倒しました。さらに「宇宙でイチバンのラヴ・ソングだと思います」と「カッシーニ」で会場を感動の渦に巻き込みました。
そして、今回の〈Augusta Camp〉に全公演出演した、さかいゆうが登場。全国のFM43局のパワープレイを獲得という新記録を樹立し、10月にデビューしたさかいは、ピアノの弾き語りでバラード「ウシミツビト」、女性アーティストに提供しCMソングに起用された「How Beautiful」をしっとりと響かせ、“涙をいざなうシルキーボイス”の真髄を発揮! 最後はデビュー曲
「ストーリー」を熱唱、会場を沸かせました。
中盤に設けられたセッション・コーナーでは、スキマスイッチの大橋卓弥と秦 基博の2人がギターを担ぎ登場。通称“ハタクヤ”と呼ばれている彼らは、2007年の〈Augusta Camp〉の
スガ シカオ・トリビュート・コーナーで「そろそろいかなくちゃ」をセッションして以来、人気を博しているユニット!
「どうも“ハタクヤ”です。すぐに演奏したいところなんですが、僕らも知らないスペシャルサプライズ映像があるらしいんです」と紹介すると、
COILの
岡本定義と
山崎まさよしが組んでいるという謎のユニット“さだまさよし”からのビデオ・メッセージ。メッセージの内容は、さだまさよしが十八番としているCOILの名曲「BIRDS」を歌うというハタクヤの二人に対し、
さだまさし「関白宣言」の替え歌で「俺らよりうまく歌ってはいけない」「俺らよりばっちりハモってもいけない」という苦言を呈す、というもの!
突然のメッセージに、ハタクヤの2人は驚きながら「さだまさよし先輩は本当に素敵な先輩ですね。僕らも続けていくことで後輩が出来てね。その時は苦言を呈していきたいと……」とコメントを寄せた後は、完璧なハモリで熱唱。
続いて杏子と元ちとせが呼び込まれ、秦と大橋と杏子の3人がギターを弾きはじめる。女性ツイン・ヴォーカルでカヴァーされたのは山崎まさよしの「星に願いを」。そこへスキマスイッチの常田真太郎、マイクロンスタフ、そしてさかいゆうが加わり、山崎まさよしの大ヒット・ソング「セロリ」を披露すると、会場は手をふり大合唱!
最後にハウス・バンドが加わり、
福耳「夏はこれからだ!」を披露。メンバーが勢揃いした豪華共演に!
休憩時間を挟み、これまでの3公演のダイジェスト映像が流れると、次に登場したのは杏子。
アヴリル・ラヴィーンのカヴァー「Nobody's Home」からクールにスタートし、「上弦の月の上で」、新曲「ねぇ、もっと」とロックなナンバーを繰り出し、
バービーボーイズとしてのデビューから25周年を迎えたロック・シンガーの貫禄を見せる。
「それでは、ここでゲストを呼びたいと思います。秦 基博!!」と秦 基博をステージに呼び込むと、スガ シカオ・モデルのサングラスをかけ、スガ風(?)のシャツを着た秦と「イジメテミタイ」! スガと杏子、それぞれライヴの定番曲であり、これまでの〈Augusta Camp〉ではその2人の掛け合いで歌われてきたこの曲に、秦が初挑戦! そして最後は「DANCE BABY DANCE」で会場をひとつに。
さいたまスーパーアリーナ公演のラストを飾るのは、スキマスイッチ! 「ガラナ」で会場を一気にヒートアップさせると、そのまま、ニュー・アルバム
『ナユタとフカシギ』に収録される「雫(しずく)」。「ありがとうございます!! どうもスキマスイッチです。まだ元気は残ってますかー? 僕ら最後ということで大トリです。いっぱい思い出を作ってみんなと帰れたらと思いますので最後までお付き合い下さい」と、切ないバラード「奏(かなで)」「雨待ち風」を2曲続けてパフォーマンス、大橋の伸びのある声と常田の切ないピアノが会場の雰囲気を一変させました。
「それではちょっと……ドキドキしているんですが……。先日リリースになった新曲をやってみたいと思います」と、新曲「ゴールデンタイムラバー」をライヴで初披露! 緻密に計算されていながらも転がるような疾走感のあるこの曲で、会場はまたもヒートアップ。そのまま「全力少年」で駆け抜け「虹のレシピ」では会場とのコール&レスポンスで全体をハッピーな空気で包みこみ、ステージを降りました。
アンコールに応え、杏子、元ちとせ、スキマスイッチ、秦 基博、マイクロンスタフ、さかいゆうと出演者全員で「惑星タイマー」をパフォーマンス。最後を飾るのは〈Augusta Camp〉1年目から歌い継がれてきた福耳のデビュー・シングル「星のかけらを探しに行こう Again」。2009年これまでの3公演では披露されておらず、満を持してのこの曲に会場からは大歓声が。杏子のリードによるコール&レスポンスで、再び会場が一体となり、〈Augusta Camp 2009 〜Extra〜〉ファイナル埼玉公演は、大盛況で幕を下ろしました!