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角野隼斗×ジャン=マルク・ルイサダ、師弟関係にある2人が東京芸術劇場の人気シリーズ「VS」に登場

角野隼斗(かてぃん)   2025/04/11 18:34掲載
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角野隼斗×ジャン=マルク・ルイサダ、師弟関係にある2人が東京芸術劇場の人気シリーズ「VS」に登場
 異なるスタイルを持つピアニスト2人が、デュオ演奏を披露する東京・池袋 東京芸術劇場の人気リサイタル・シリーズ「VS」。12月25日(木)に東京芸術劇場 コンサートホールで開催される、このシリーズの第10回公演に角野隼人ジャン=マルク・ルイサダの出演が決定しました。

 2024年には東京・日本武道館での公演を成功させるなど、いまもっとも注目されるピアニストと言っても過言ではない角野隼斗が、共演者として熱望したのは、彼の師でもある、フランスの大家ジャン=マルク・ルイサダ。ともに熱狂的な支持を得る師弟共演がついに実現します。プログラムは、モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク、シューベルト:間奏曲第3番〜劇音楽『ロザムンデ』D797より、ラヴェル:マ・メール・ロワほか。

 また、角野隼斗とジャン=マルク・ルイサダによる公演は12月22日(月)大阪・ザ・シンフォニーホール、12月23日(火)岐阜・サラマンカホールでも開催されます。

[コメント]
ルイサダ先生と初めて会ったのは、パリに留学していた2018年のことでした。ある日サル・ガヴォーでのピアノリサイタルを見つけ、迷わずチケットを買いました。その時に演奏したモーツァルトとシューベルトは、当時パリで見たどんなものよりも美しかった。その後どうにかレッスンを受けられないかと思い、縁を辿って幸運にも実現しました。それから7年が経ちますが、今でも多くを学び続けています。先生の音楽はいつも真珠のようにキラキラとしていて、気品に満ちていて、少しのユーモアがあって、レッスンの度に溢れ出す音楽を必死で受け止めようとする時間は、私にとってかけがえのないものです。長年お世話になってきた先生と今回初めて共演できる喜びを、私は何と表現すれば良いでしょうか。「VS」という企画の名の下で先生の横に並んでしまうことはただ身のすくむ思いですが、それは一旦忘れて、音楽を楽しみたいと思います。
――角野隼斗

クリスマス当日に開催する私たち2人のコンサートに向け、祝祭的で魔法のようなプログラムを考えました。このプログラムがコンサートに光と詩情をもたらしてくれることを願っています。
まずは、誰もがよく知っている“夜の音楽”で始めましょう。甘美で夢のようで、幕開けにふさわしい曲です。私が隼斗にラヴェルの『マ・メール・ロワ』やフォーレの『ドリー』のような夢幻的な曲を弾いてみないかと提案したのは、彼のタッチがどれほど幻想的で繊細かを知っているからです。それと同時に、個人的にとても思い入れがあり、また、隼斗にとっては比較的新しいレパートリーであるシューベルトとブラームスの曲を彼と共に弾けることを大変うれしく思っています。シューベルトの『ロザムンデ』は、優しく繊細で、クリスマス・コンサートにぴったりだと思います。ブラームスからは、コンサートの祝祭的な雰囲気によく合う素晴らしいワルツを数曲選びました。チャイコフスキーは、もちろん『くるみ割り人形』から《花のワルツ》と《金平糖の踊り》をお届けします。クリスマスには欠かせませんから!
2人の個性に合った、とても私たちらしいプログラムとなりました。初めて弟子と一緒に演奏できることは私にとって大きな喜びですし、このまたとない機会を観客の皆さんと分かち合えることを大変喜ばしく思っています。

――ジャン=マルク・ルイサダ
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