SUPER EIGHTが生まれた大阪の街の風景が思い浮かぶような歌詞と、ノスタルジックなメロディーから生まれる、ある種アイドルらしい楽曲は、きっと音楽ファンには新鮮に映ったのではないだろうか。落ちサビを感情たっぷりに歌いあげる丸山、高音フェイクを響かせる安田…。夕暮れどきの空が作る少しセンチメンタルなムードの中、真っすぐ前を見つめて歌う5人の優しい声に、オーディエンスも聞き入っていた。
SUPER EIGHTらしい泥臭さとポジティブなメッセージ、骨太なロックっぽさとポップさが融合したサウンドに体を揺らし、手を掲げて楽しむオーディエンス。楽曲の「未来はみんなのもの」という強く温かなメッセージを届け、5人は何度も「ありがとうございました!」と手を振りながら、充実した笑顔でステージを去っていった。