ソリスト、
バッハ・コレギウム・ジャパンの首席指揮者、客演指揮者として活躍する
鈴木優人が、昨年発売され高く評価された『
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻』に続く第2巻を5月30日(金)に発表します。SACDハイブリッドで、SACD層にはステレオと5.0chの音源を収録。日本仕様盤には原盤解説の日本語訳が付属します。
第2巻は第1巻と同じく東京・トッパンホールにて、同ホール企画のシリーズ〈鈴木優人 J.S.バッハを弾く〉最終公演直前の2024年1月7日から10日まで、4日間かけてセッション収録されました。プレリュードは曲によって舞曲的、アリア的、協奏曲的……、と多彩な性格を持ち、続くフーガでは壮大かつ緻密な構造を持っている点は第1巻と同様ですが、第2巻ではさらなる完成度の追求と実験精神が織り込まれて複雑さを増しています。
華麗で繊細、同時に力強さを持つチェンバロの響きを美しくとらえた録音とともに、みずから「第2巻はバッハの集大成の一つ。プレリュードが魅せる様々な様式と、対位法の美の極致であるフーガが織りなす宇宙的な世界に浸れるのが幸せです」と語る鈴木の思いを聴き手も共有できる作品です。