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映画『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』秘蔵メイキング写真本邦初公開 先行上映も決定

シルヴェスター・スタローン   2022/07/21 15:22掲載
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映画『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』秘蔵メイキング写真本邦初公開 先行上映も決定
 1985年、ロッキー・バルボアが、友人であり師でもあるアポロ・クリード(カール・ウェザース)のために戦い、ソ連の支援を受ける身長194cm、体重118kgのロシアの殺人マシーン、イワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレン)に立ち向かう姿が世界中へ勇気を与えた映画史に残る金字塔『ロッキー4 / 炎の友情』が、監督・脚本・主演を務めたシルヴェスター・スタローン自らの手により再構築。ディレクターズ・カット版『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』として、約35年の時を経て帰ってきます。

 米ソの緊張が高まる中、1976年にアカデミー映画賞〈作品賞〉を受賞した『ロッキー』にはじまり、『ロッキーII』(1979)、『ロッキーIII』(1982)と続く、天文学的な成功を収めたシリーズの4作目として公開された本作は、政治色が強く挑戦的にも関わらず、ロッキー・シリーズ史上の最高興行収入を記録。本作が俳優デビューとなったドルフ・ラングレンが扮するドラゴは映画史上最高の悪役として称賛され、史上最も愛される映画の一つとなりました。その後、アポロの息子を主人公にした『クリード チャンプを継ぐ男』(2015)が誕生し、アポロの息子をコーチングするロッキーの姿が描かれて、その続編『クリード 炎の宿敵』(2019)では、クリードがドラゴの息子と戦う物語が描かれ、ロッキーとドラゴが再会する姿が描かれます。

 数々の伝説を打ち出した米フィラデルフィアのスーパースター「ロッキー」は、今も世界中から愛されつづけていますが、以前からスタローンは『ロッキー4』を望みどおりの作品へと編集し直したいと思っていたといいます。そして2020年、コロナ禍でロックダウン期間中、スタローンは長い間計画していた『ロッキー4』の再編集に取り組みました。重要な場面を再編集し、物語を引き締め、音響を調整し、いくつかの場面を削り、新たな場面を追加。スタローンは米ロサンゼルスの編集室で何百時間もかけて、未使用の映像も含め見直し、代替音声トラックや代替音楽について考え、カットすべきシーンは?新しいアングルがないか?など必要なシーンや音楽を徹底的に探しました。

 スタローンはこのたびの再編集によって、ロッキーの内なる旅、イワン・ドラゴの変化、アポロ・クリードの悲劇を強調し、映画の核であるドラマをより濃く描きたいと思っていました。その結果、映画全体に散りばめられた未公開シーンは42分。ですが、もともと91分だった本編尺は、94分に。米国での公開35周年を迎えた2020年に、新たな「ロッキー」を誕生させました。再構築された『ロッキーVSドラゴ』は、物語に深みが増し、80年代に社会が抱いていた米ソ間の核摩擦による不安や恐怖を、今を生きる我々に伝えながら、ロシアの現状をスタローンが先読みしたかのような新解釈も追加されています。戦争が起きている社会で生きる私たちにとって、全く違う価値観の国の人間が真摯に向き合い理解し合うことが可能なのか?を描き、2022年の今だからこそ観るべき作品に仕上がっています。

 追加されたシーンは、アポロが、ロッキーとエイドリアン(タリア・シャイア)にドラゴと戦う計画を話すシーン、エイドリアンがロッキーに、アポロがドラゴと戦うことについて心配するシーン、アポロの葬儀でのデューク(トニー・バートン)のスピーチや、ロッキーがアポロへ感謝し男泣きするシーン、ロッキーのソ連での試合の影響を議論するボクシングコミッションの緊迫した会議などのシーンなど、ファイターたちの戦いまでの物語が重層的に伝わってくる貴重なシーンが多数追加されています。さらに、ロッキーの象徴的なオープニングバナー(画面いっぱいのタイトルクロールが画面右側から左側に移動する)やクラシックなエンドタイトルも収録。技術面では、映像が4Kデジタルリマスターされ、音声は5.1ch、そして初めてワイドスクリーン(2.39:1)で上映されることになります。

 本作は、アメリカでは2021年11月11日に一夜限りで特別に独占公開されましたが、日本では8月19日(金)より全国劇場で公開が決定しています(現在配信の予定はなし)。詳細はオフィシャル・サイトをご確認ください。

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© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

映画『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』
8月19日(金)より全国ロードショー
www.culture-ville.jp/rocky4
配給: カルチャヴィル / ガイエ
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