今年でデビュー40周年を迎える
高中正義が、アコースティック・ギターに鉄道模型を配したジオラマ・ギターを市販することが明らかに。
もともと、鉄道模型マニアの高中は、ある日「ギターの上に電車を走らせてみたい!」と思いつき早速、鉄道模型作家の諸星昭弘に制作を依頼。市価50万円は下らないフェンダー製のストラトキャスターのボディ部分に山やトンネルを作り、線路をNゲージの列車を走る史上初のジオラマ・ギターが完成したのは2009年のこと。
その後もこの趣味は止まることを知らず、今度はマーチン製のミニ・ギターをベースに、セイシェル島のリゾートをイメージした架空の楽園を再現したジオラマ・ギターを開発、受注生産で市販も決定!
セイシェルと言えば、高中が1976年に発表したソロ・デビュー・アルバムのタイトル。模型をよく見ると、トラックの側面には“SINCE 1976”と書かれ、同アルバムのジャケに登場するTROPIC BIRDS(シラオネッタイチョウ)のイラストが描かれており、線路を走る列車にはデビュー40周年記念して“40EXPRESS”とペイントされるなど、細部にもこだわりが。
当の開発者本人からは「セイシェルの箱庭ギターを造りました! 飾って眺めるもよし、これで<OH! TENGO SUERTE><蜃気楼の島へ><憧れのセーシェル諸島>(いずれもアルバム『セイシェル』収録曲)を弾いてみよう! 元になったマーチン・ミニギターは小さいながらも音は良く、最新アルバム収録曲<40年目の虹>と<Walking Toward the Rainbow>で使ってます!」とのオススメ・コメントも到着! なお、このギターは各模型の底面に磁石が装着されているので、外して演奏も可能。さらに別売のユニットを購入すれば、列車を走らせることもでき、ギター / 鉄道模型、どちらの面も抜かりなし。
この凝りに凝ったジオラマ・ギターは手作りの完全受注生産。専用ケース、本人直筆サイン入り認定書が付いて税込25万円とのこと。金額が金額だけに、ファンにとっては悩ましい選択になりそう。
さらに高中は、デビュー40周年記念の一環として、ヤマハSGのヘッド部分に“自分撮り”用のカメラをセットし、ライヴ時の自分とギター・ネックの映像を録画した「高中正義ギターマガジン・フェスLIVE“自分撮り”」なる珍動画を配信。今年5月1日に東京ドームシティホールで開催された<ギター・マガジンフェスティバル>でのライヴを収録したもので、「BLUE LAGOON」など全5曲を7月下旬からapp storeで、8月からはほかサイトにて配信。高中の指遣いを間近で体感しましょう。