キーボーディスト、アレンジャーとして数多くのアーティストを手掛け、映画『
コクリコ坂から』『
アーヤと魔女』では音楽を担当するなどスタジオジブリ作品とも縁の深い作・編曲家、音楽プロデューサーの
武部聡志が全面プロデュースする、初のスタジオジブリのトリビュート・アルバム『ジブリをうたう』が11月1日(水)に発売決定。
あわせて、
家入レオ、
幾田りら、
岸田繁(
くるり)、
木村カエラ、
GReeeeN、渋谷龍太(
SUPER BEAVER)、
角野隼斗、
玉井詩織(
ももいろクローバーZ)、
松下洸平、
満島ひかり、
Little Glee Monster、
Wakanaと、今の時代を象徴する全12組のアーティスト達が参加することを発表。歌唱楽曲に関しては後日発表とのことです。
また、8月29日(火)に特設サイトも開設され、アルバム・タイトル『ジブリをうたう』の題字を
宮崎吾朗が手がけていることを発表。宮崎吾朗と武部聡志は『コクリコ坂から』『アーヤと魔女』で過去タッグを組んでいた経緯があり、今作のジャケット・イラストの依頼にも快く快諾。リリースまでの最新情報は、特設サイトや各SNSをご確認ください。
[コメント]僕の周りにはジブリファンのアーティストやミュージシャンがたくさんいる。
誰もが必ずは通るスタジオジブリ作品、国民的に親しまれている数々の映画には単なるファンタジーやストーリーだけでなく、送り手のメッセージや思想、哲学が詰め込まれている。
そんな憧れのジブリ作品の音楽に携わる事が出来たのは偶然だったのか?必然だったのか?「コクリコ坂から」「アーヤと魔女」これまで2つの長編アニメーション映画を担当させて頂いた。そんな僕が密かに思っていた夢が今回のトリビュートアルバムだ。
誰もが一度は耳にした事のある、そして映画のシーンを思い浮かべることの出来る珠玉のナンバーを、今日本の音楽シーンで輝いているアーティスト達がそれぞれの解釈でカバーする、そんな贅沢なアルバムを作りたかった。
スタジオジブリ作品の映像だけではなく、音楽の素晴らしさにも光を当てたかった。
しかし、いざ作業に取り掛かり、今迄の作品を聴き直して改めてその完成度の高さに驚いた。
このアルバムはオリジナルを超えようとして作ってもダメだなと思い直し、ジブリ愛に溢れるアーティスト達によるジブリの創り出してきた世界への敬意と感謝の詰まったアルバムになればいい、と心から思っている。
全てのアーティストが最高のパフォーマンスをしてくれているこのアルバムを聴いて、改めてジブリの「音楽」を共に感じることが出来たら嬉しいです。――武部聡志