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気鋭インプロヴァイザー武田理沙と奇才マニ・ノイマイヤーによるデュオ作品がリリース

武田理沙   2021/05/11 16:57掲載
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気鋭インプロヴァイザー武田理沙と奇才マニ・ノイマイヤーによるデュオ作品がリリース
 日本の気鋭インプロヴァイザー、武田理沙と東京タワーの蝋人形館に等身大蝋人形も飾られたグルグルの巨匠ドラマー、マニ・ノイマイヤー(Mani Neumeier)によるデュオ作品『CHILLOUT EXTREME』が、5月12日(水)にリリース。

 北海道出身、3歳よりクラシックピアノを始めた武田理沙は、大学時代はドラマーとして活動。2011年に上京し、ブルース・ジャズ・インプロヴィゼーション主体のセッションに多数参加、様々な形態のバンド / ユニットで活動する傍ら、2016年よりソロ活動を開始。ピアノ・エレクトロニクスを駆使した即興演奏、映像作品に音をつけるパフォーマンス、フランク・ザッパのピアノカヴァーなどが好評を博しています。これまでに作曲 / 編曲 / 演奏 / 録音など全てを一人で手掛けたアルバ厶『Pandora』、『Metéôros』をMy Best! Recordsより発表。複雑なメロディとハーモニーに漲るリズム、音列などが構築された末に、これらが自由に、しかし緻密なアンサンブルで具体化された大作として高評価を獲得。また、マニ・ノイマイヤーのほか、ライヴでは坂田明吉田達也山本精一横川理彦鈴木慶一らと共演し、活動の幅をさらに広げています。

 マニ・ノイマイヤーは、1940年にドイツのミュンヘンで生まれ。1965年にスイスのチューリッヒにあるアイリーン・シュヴァイツァー(p)トリオで音楽活動を開始。彼らは独自のフリージャズを考案し、ノイマイヤーはヨーロッパで最初のフリージャズ・ドラマーとなりました。この時期、彼はペーター・ブロッツマン・トリオ、マリオン・ブラウンユセフ・ラティーフフィリー・ジョー・ジョーンズグローブ・ユニティ・オーケストラ、チャンピオン・ジャック・デュプリーらともヨーロッパで共演しています。1968年にベーシストのウリ・トレプテグル・グルを結成、後にクラウトロックと呼ばれるようになるドイツのアンダーグラウンド界で最も重要なバンドの一つとなります。52年間に渡って絶え間ないツアーを続けてきた彼らは、現在も積極的に活動を続けおり、34枚のLP / CDをリリースし、世界中で約3730回のコンサートを開催。1996年には東京タワーの蝋人形館でマニ・ノイマイヤーの等身大蝋人形が展示されて以来、毎年日本を訪れ、吉田達也河端一津山篤坂田明内橋和久灰野敬二ダモ鈴木マンドッグ、武田理沙、山本精一ヤマジカズヒデナスノミツル巻上公一など多くの日本の音楽家と共演し、彼らと一緒に多くのCDを制作しています。

 年齢やバックグラウンドも異なる2人の奇才がぶつかりあう奇跡のデュオ作品『CHILLOUT EXTREME』。エレクトロ、ノイズを交えながらも、ロマンティックなバラードからノイジーなサウンドまで、極彩色の音世界を湛えた作品に仕上がっています。

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