戦後70年の節目である2015年、京都コンサートホールの
田隅靖子館長プロデュースによる特別な公演〈戦後70年、アウシュビッツ鎮魂(レクイエム)〉が、10月18日(日)京都コンサートホール アンサンブルホールムラタにて開催されます。
本公演は、イスラエル出身のピアニストであるギリアード・ミショリ(Gilead Mishory)を中心に、田隅館長と旧知の音楽家が集い、ナチス・ドイツにより強制収容所で落命を余儀なくされた作曲家の作品をはじめ、“鎮魂”をテーマとした現代音楽を紹介するという内容。田隅館長は10年前(戦後60年)に大阪で、今回と同テーマでリサイタルを開催&レコーディングしています。企画に際してはみずから現地に足を運んで収容所を回ったり、落命した作曲家の遺族に話を聞くなど、取材を重ねたとのことです。
公演では、
イザイの弟子でアメリカに移住しながらもユダヤにまつわる曲を多く残した
ブロッホや、収容所で病死した
シュールホフ、そして1944年10月18日にアウシュビッツで亡くなったウルマンらの作品などが取り上げられます。音楽を通して、いま一度平和について考えてみてはいかがでしょうか。