圧倒的なセンスでゼロ年代のエレクトロニカ・シーンを牽引してきたテレフォン・テル・アヴィヴ（Telefon Tel Aviv）が、10年ぶりのニュー・アルバム『Dreams Are Not Enough』（CD ARTPL-118 2,000円 + 税）を9月27日（金）に発表します。収録曲「standing at the bottom of the ocean;」が公開中。

　テレフォン・テル・アヴィヴはチャールズ・クーパーとヨシュア・ユーステスの2人組として活躍していましたが、2009年の前作『イモレート・ユアセルフ』発表後にクーパーが急死。ユニットは活動を休止し、ユーステスはナイン・インチ・ネイルズのツアー・メンバーを務めたほか、多彩なコラボレーション、ソロ・プロジェクトを行なってきました。その後、ユーステスは2016年に一人でテレフォン・テル・アヴィヴを再始動させ2017年には8年ぶりに新曲を発表。同年行なわれたジャパン・ツアーの東京公演はソールド・アウトとなりました。

　ユーステスの一人ユニットとなってから初のアルバムとなる新作は、損失、怒り、そして年齢についてなどのストーリーが書かれており、テレフォン・テル・アヴィヴらしいハイパーモダンなサウンド・デザインとスモーキーで夜を想起させるエモーションに満ちた作品となっています。

Photo by Corinne Schiavone