JUN SKY WALKER(S)のメンバーで、音楽プロデューサーでもある
寺岡呼人が2001年から主宰しているイベント<Golden Circle>。今年で10年目、15回目の開催となる節目を迎え、10月24日(日)に日本武道館で行なわれました。
<Golden Circle>は「若い世代、自分と同世代、憧れの先輩と3世代で音楽を楽しみたい」という思いで寺岡が始めたイベント。これまでに
忌野清志郎、
松任谷由実などが参加しており、この日の武道館には、寺岡の憧れ世代の
仲井戸麗市、同世代の
奥田民生や
桜井和寿、若い世代からは、
ゆず、
中村 中といった豪華アーティストが集結。
オープニングは<Golden Circle Vol.10>の際に松任谷由実、桜井和寿、ゆず、寺岡呼人で共作した「ミュージック」を演奏。イベントはオーガナイザーの寺岡呼人が進行役となって、中村 中やゆず、桜井和寿らを呼び込み、10月20日にリリースされたアルバム
『Golden Circle』収録曲を中心にテンポよく演奏が続く。
中盤に登場したのは寺岡呼人と奥田民生のユニット“寺田”。フォークやニュー・ミュージックの懐かしの名曲のワンフレーズを次々に演奏していくものの……歌詞をすべて“寺田”に落とし込む抱腹絶倒の替え歌コーナー! 「モニカ」を歌ってるうちに「YMCA」になり、後半には2つの曲が交互に登場して最後には一緒になるという珍プレイも披露し、会場を大いに沸かせる。
終盤には寺岡呼人の少年の頃からの憧れである、仲井戸麗市が登場し、新曲「飲んだくれジョニーを探して」を2人で演奏。続いて同じく仲井戸をリスペクトする桜井和寿が「高校生の頃、よく聴いたアルバム『仲井戸麗市BOOK』の曲です!」と、「月夜のハイウェイドライブ」を共演。
アンコールでは、黒と白のイベントTシャツを着て全出演陣が揃い踏み。寺岡が「<Golden Circle>を始めたきっかけはこの2人との出会いでした!」とゆずを紹介し、デビュー曲「夏色」を全員で演奏。続いて「OK! チャボ!」のかけ声で「雨あがりの夜空に」のギター・イントロが演奏されるや、武道館ぎっしりに埋まった13,500人のオーディエンスは総立ち!
最後はアルバム『Golden Circle』のラストに収録された「フォーエバーヤング」を歌い、3時間40分、全23曲のイベントはフィナーレ。寺岡は「この先10年後も、20年後続けていきます!」とコメントし、イベントを締めくくりました。