サザン・ロックの礎を築いたアメリカの偉大なるバンド、
オールマン・ブラザーズ・バンドからデレク・トラックス(g)と
ウォーレン・ヘインズ(vo, g)の2人が2014年いっぱいで脱退することが、米時間での1月8日に発表されました。以下のとおり、2人による決意表明が発表されています。
「各々25年(ウォーレン)、15年(デレク)という歳月を、オールマン・ブラザーズ・バンドという伝説のロック・バンドの一員としてともに演奏し、生き、学び、そして旅をしたことは我々にとってこの上ない栄誉であり喜びでした。
そしてこれからも私たちは偉大なるバンドのメンバーであったこと、かけがえのないファンの皆さまが温かな愛情と熱気で支えてくださったことに、感謝し続けるでしょう。
私たち2人は、よりディープな創作活動にまい進し、音楽的探求を究めるため、2014年をもってオールマンの活動に終止符をうつことになりました。
1月10日アトランタ、3月にはオールマン結成45周年記念コンサートをニューヨークのビーコン・シアターでやるので皆さまにお会いするのを楽しみにしています」 (ウォーレン・ヘインズ&デレク・トラックス) 脱退に関するコメント原文は
テデスキ・トラックス・バンドのオフィシャル・サイト(
www.tedeschitrucksband.com)でご覧いただけます。
今後それぞれの道を歩みながらアーティストとしてさらなる高みを目指していくという2人。
デレク・トラックスは現在、愛妻スーザン・テデスキとタッグを組んだテデスキ・トラックス・バンドを中心にソロでも活動中。テデスキ・トラックス・バンドは2月6日(木)から最新アルバム
『メイド・アップ・マインド』を引っさげた2年ぶりの日本公演を行ないます。このツアーには盟友
ドイル・ブラムホールIIがゲスト参加することも発表されており、2006年に
エリック・クラプトンのバンドとして来日したデレクとドイルの2人が再び同じステージでプレイするとあって、ますます期待が高まっています。
ウォーレン・ヘインズ率いるジャム系サザン・ロック・バンド、ガヴァメント・ミュール(Gov't Mule)は2014年4月に来日公演をビルボードライブにて開催します(1日、2日、6日東京、4日大阪)。
また、オールマン・ブラザーズ・バンドは2014年3月から結成45周年ライヴを行なうほか、2月26日にはCD
『プレイ・オールナイト〜ライヴ・アット・ザ・ビーコン・シアター 1992』とDVD
『ライヴ・アット・ザ・グレイト・ウッズ』の日本国内盤が発売されます。
CD『プレイ・オールナイト〜ライヴ・アット・ザ・ビーコン・シアター 1992』は、45周年ライヴが行なわれるバンドの聖地、ビーコン・シアターでの最初期ライヴ音源を収めたもの。“ビーコン・シアター”はアメリカの国家歴史登録財に認定されているブロードウェイの由緒ある劇場。ここで10日間公演を行なうことが、ここ22年間、バンドとファンにとって毎年恒例のビッグ・イベントなっています。1992年は彼らが初めてこの会場でロングラン公演を行なった年であり、脱退するウォーレン・ヘインズを迎えたばかりの大きな節目のタイミングです。
DVD『ライヴ・アット・グレイト・ウッズ』は、ウォーレン・ヘインズ、アレン・ウッディ(b)が加入した2度目の再結成から間もない91年に行なわれた、マサチューセッツのグレイト・ウッズ・アンフィシアターのライヴ映像をオリジナル長尺版で初DVD化したもの。かつて92年にVHSビデオで商品化されたものと同じ“オリジナル長尺版”(約90分)での初DVD化です。98年に同名商品としてDVD化(輸入盤のみ)された際には、テレビ放送用の編集版(55分)で大幅に収録分数が短縮されており、インタビューがライヴの途中で挿入されたり、「ジェシカ」がまるまるカットされたり、楽曲がフルで収録されていないなど、ファンの不評を買ったDVD化でした。このたび、ファンの長年の要望に応える形で、オリジナル編集版映像が22年ぶりに初DVD化されます。
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テデスキ・トラックス・バンド公演情報www.udo.jp/Artists/TTB/index.html2月6日(木)東京・渋谷公会堂
sold out2月7日(金)愛知 名古屋 ダイアモンドホール
2月9日(日)大阪 あましんアルカイックホール
2月10日(月)東京 SHIBUYA-AX(残僅)
2月11日(火)東京 昭和女子大学人見記念講堂(追加公演)