90年代の米オルタナティブ・ロック・シーンを代表するバンド、ザ・ブリーダーズ（The Breeders）の2ndアルバム『Last Splash』が今年30周年を迎えたことを記念し、未発表曲を追加した30th Anniversary Editionが9月22日（金）に発売されることが決定。あわせて、未発表音源「Go Man Go」を新しいビデオとともに公開されています。

　キム・ディール、ケリー・ディール、ジョセフィン・ウィッグス、ジム・マクファーソンというザ・ブリーダーズの代表的なメンバーによってレコーディング。誰もが夢中になった名曲「Cannonball」が収録された本作は、たちまちオルタナ・ロックの名盤となり、イギリスとアメリカでプラチナ・ディスクを獲得、Pitchforkの「1990年代のトップアルバム100」にもランクインを果たしています。

　今回、そんな伝説の名盤が、紛失したと思われていたオリジナルのアナログ・テープからリマスターを施し、同じく発見された2曲の未発表音源を追加収録され再登場。未発表曲のうち、「Go Man Go」はキム・ディールがブラック・フランシスと共作した楽曲。そして「Divine Mascis」はその名の通りダイナソーJr.のJ・マスキスがリード・ヴォーカルを務めた「Divine Hammer」のアレンジ・バージョンとなります。

　また、この特別盤では、伝説的なデザイナーの故ヴォーン・オリヴァーによるアイコニックなジャケット・アートが、彼の長年のデザイン・パートナーであるクリス・ビッグによって再構築されたものとなっています。