「ステイ・オア・ゴー」「ロック・ザ・カスバ」「ストレイト・トゥ・ヘル」などを収録する
ザ・クラッシュ(The Clash)のアルバム『
コンバット・ロック』の発売40周年を記念して、『
コンバット・ロック/ザ・ピープルズ・ホール(40周年記念盤)』が5月25日(水)に発売されます。
1981年に発表された4人にとって最後のシングル「ディス・イズ・レディオ・クラッシュ」から『コンバット・ロック』までの時期に録音された未発表トラック、初期ヴァ―ジョンといった貴重音源12曲を収録する『ザ・ピープルズ・ホール』と名付けられたDISC 2をアルバム音源を収録するDISC 1と同梱するCD2枚組。また、アルバム音源のみを収録するソニーミュージックグループ自社一貫生産アナログ・レコード『コンバット・ロック(40周年記念Clear Vinyl)』も5月25日(水)に発売されます。
『ザ・ピープルズ・ホール』のハイライトは、
ローリング・ストーンズのモービル・スタジオを使ってザ・ピープルズ・ホールで録音した「権利主張」のニュー・ヴァージョンと、完全未発表のインストゥルメンタル「ヒー・フー・デアーズ・オア・イズ・タイアード」。そのほかに、「ザ・エスカペイズ・オブ・フューチュラ2000」の未発表オリジナル・ミックス「フューチュラ2000」、
マイキー・ドレッドの「レディオ・ワン」、以前は「ザ・ビューティフル・ピープル・アー・アグリー・トゥー」というタイトルがつけられていた「ザ・フルハム・コネクション」、「アイドル・イン・カンガルー・コート」などが収められています。
アルバム『コンバット・ロック』は、ザ・クラッシュがつねに進化をつづけていたことを示す作品であり、数年前に終結したばかりだったベトナム戦争からも少なからず影響を受けていました。その影響は映画スターの息子としても知られたフォトジャーナリストが紛争地帯で行方不明になった事件からインスピレーションを受けた「シーン・フリン」に反映されています。また、バンドの音楽的関心は多方面に広がっていて、「ゲットーの被告人」では詩人
アレン・ギンズバーグの啓示的な語り、「オーヴァーパワード・バイ・ファンク」ではグラフィティ・アーティスト、フューチュラのラップがフィーチュアされています。
さらに、未発表のコラボ2曲、ザ・ビートの伝説的フロントマンである
ランキング・ロジャーとの「ロック・ザ・カスバ」と「レッド・エンジェル・ドラグネット」が4月7日に配信開始されています。この2曲は、5月20日(金)に限定版7インチ・ヴァイナルがリリースされます。
Photo by Pennie Smith