ジャスティンとダンのホーキンス兄弟によって結成された、イギリスはサフォークの4人組ロック・バンド、
ザ・ダークネス(The Darkness)。事実上の解散状態を経て、2012年に7年ぶりとなるアルバム
『ホット・ケイクス』を発表した彼らが、来る6月に3年ぶりの新作『ラスト・オブ・アワ・カインド』をリリースします。
アイルランドで制作され、ギタリストのダン・ホーキンスによってプロデュースされた今作は、オリジナル・ドラマーのエド・グラハムに代わり、エミリー・ドーラン・デイヴィースが新たなメンバーとして加わってから初のリリース作品となります。1999年より
ボノ、
ブライアン・フェリー、
トリッキーらとステージに立ってきたエミリーにとって、正式メンバーとしてバンドに加入することは究極のチャレンジ。しかし、ロング・キャリアを持つ彼女だけあって、さっそく公開された新曲「Barbarian」でもその実力は明らかです。
「Barbarian」についてヴォーカリストのジャスティン・ホーキンスは次のように語っています。「この曲には2つのドラマティックな要素があって、それは“無責任”と宣言されたギター・ソロ、それから女たちの膝を砕き、男たちがチビってしまうようなリフだ」
さらにジャスティンは同楽曲の歌詞についても触れています。「エドマンド殉教王の首切りを招くこととなった、海賊によるイースト・アングリア(イギリス東部の半島で、古代のイースト・アングリア王国があった地域)の侵略について歌っている。まあ、クラシックな“ダークネス”ってことだよ」
その歌詞に付随して少々グロテスクな内容に仕上がっている「Barbarian」のミュージック・ビデオも公開中です。