ダーケインのクラス・イーデバリが築き上げ、メロディック・メタルの進化を見せてきたスウェーデン出身、
ザ・ディフェイスド(THE DEFACED)が長年の沈黙を破り、14年振りとなる4thニュー・アルバム『
Charlatans』を完成、3月23日(水)にリリースします。
ヴォーカルに特化したプロデューサーにはビョーン・ストリッドが参加(
ソイルワーク、
ナイト・フライト・オーケストラ)。硬派なメタル・サウンドに引き込まれてしまうストロングなニュー・アルバムは、各段にレベルアップしたサウンドが楽しめます。またこれまでのサウンドを網羅しながらも、プログレッシヴ・タッチのフィーリングが追加されました。
1999年、ソイルワークのヘンリー・ランタ(ds)、ダーケインのクラス・イーデバリ(g)、ヨーゲン・ルーフバリー(b)らによって結成。名のある彼らの存在が大きな注目を浴びる中、『
ドミネイション・コメンス』でデビュー。ソリッドな重厚リフ、野獣系スクリームとクリーン・パートを器用に使い分けるヴォーカルを武器に攻め込んでくる彼らはソイルワークに近いスタイルを魅力的に放ち、多くの支持を得ました。
その後、2枚のアルバムをリリースするもバンドは沈黙……。2019年、2010年にダーケインを脱退してから音楽に関与していなかったシンガーのイェンスへギターのマティアスがアプローチしたところから全てが動き出します。「とにかくイェンスに曲を聴いてもらい、THE DEFACEDを再スタートさせたかった」(マティアス談)。楽曲を気に入ったイェンスは活動再開を承諾。楽曲制作へと進行していきます。ギターのクラスもその野心に共鳴し、新ドラマーとしてボブ・ルーベンを迎えます。
演奏はMansardaスタジオで録音、ヴォーカルはソイルワークのビョーン・ストリッドのプロデュースのもと、スタジオBjorngrottaで収録されました。完成したアルバムには他のアーティストと同様、パンデミックからインスパイされた部分が多く含まれ、その創造性は一時停止せざるを得ない不本意なストレスからもたされました。人間関係との闘い、自己不信、欲求不満、全てを変えるには手遅れだという気持ちを封じ込めたとのこと。これぞ、屈強なメロディック・メタル。これぞ、紛れもないザ・ディフェイスドです。