THE ECSTASY OF SAINT THERESA 2004/06/10掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
SMAPの稲垣吾郎も好きだと公言する、
マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの歴史的名盤『ラヴレス』。発表以来、世界各国で影響を受けた作品が次々と誕生し続けていますが、そんな同作の“裏”と一部で呼ばれて人気を得ていたのが、チェコ出身のバンド
“THE ECSTASY OF SAINT THERESA”のデビュー作『Susurrate』。轟音フィードバック・ギターと女性ヴォーカルによる浮遊感が全面に出たシューゲイザーな作風は、非英米圏のマイブラ・フォロワーのなかでは屈指の出来でした。現在では、トリップ感を引き出す女性ヴォーカルに、サイレント・ノイズを駆使した音響派テクノが絡む作風へと移行してしまった彼らですが、その音空間の使い方はいかにもマイブラ・フォロワーなもの。是非ともアナタにもその素晴らしさを体験して欲しいと願うばかりですが、そんななか朗報が到着! 彼らが今までに行なったスタジオ・ライヴの模様を収録したライヴ・アルバム
『Thirteen Years In Noises』(写真)が7月5日にUKにてリリースされることになったそうなのです!
旧クリエイション傘下の再発レーベル“Rev-Ola”(現在はCherry Red傘下)よりリリースされる本作には、彼らがJohn Peel SessionやRadio One showに出演した時の模様が収録される予定。収録曲等の詳細はまだ不明なものの、どうやら、デビュー時から近年出演時まで、オールタイムなライヴ音源が収録される模様です。初期の轟音ノイズの渦に飲み込まれるのも、近年のエレクトロニカにどっぷり浸かるのも、どちらも心地よいであろう本作。是非ともアナタもお聴きください!