スウェーデン出身のギタリスト / ヴォーカリスト、
ロイネ・ストルトが率いるプログレッシヴ・バンド、
フラワー・キングス(The Flower Kings)が、結成30周年を記念した新作『
ラヴ』を5月2日(金)に発表。アルバムからの第1弾シングル「ハウ・キャン・ユー・リーヴ・アス・ナウ!?」がミュージック・ビデオとあわせて公開されています。
フラワー・キングスは、ストルトが1994年に発表したソロ・アルバム『
ザ・フラワー・キング』のレコーディングに参加したメンバーが中心になり結成。翌95年にデビュー・アルバム『
バック・イン・ザ・ワールド・オヴ・アドヴェンチャーズ』を発表しました。以来、これまでに16作のスタジオ・アルバム、数々のライヴ・アルバムを発表し、世界中でライヴを行なっています。
新作はストルト、ハッセ・フレベリ(vo,g)、
マイケル・ストルト(b,vo)のオリジナル・メンバー3人と、2019年の再始動時に加入したミルコ・デマイオ(ds, perc)、前作ではゲスト・キーボーディストだったラレ・ラーションが正式なメンバーとなった5人での初のアルバム。通算17作目のスタジオ・アルバムです。
ここ数作でストルトがこだわってきたアナログ・ヴィンテージ楽器 / 機材を使用したことにより、温かく深みのあるサウンドに満ちており、ヒット・シングルを追求する規範から脱却し、ベルボトム、メロトロン、モーグ、フェイザーやフランジャーの使用、そして壮大な楽曲などといったクリエイティヴィティが容認されるよういなっていた60年代終わりから70年代初めにかけてのプログレッシヴ・ロックのエッセンスを体現したアルバムに仕上がっています。ヴィンテージな雰囲気、クラシックやジャズからエレクトロニック・ミュージックや映画のサウンドトラックまで、さまざまな影響が豊かに融合。収録時間は75分、12分の壮大な楽曲から3分の短い傑作まで、多彩な楽曲からは、フラワー・キングスの実験的な面や、初期のアルバムを彷彿させるワイルドなギターやシンセ・ソロを多く聴くことができます。