そんな録音風景が撮影された1968年は、ちょうどローリング・ストーンズの黄金時代が始まる時期だという。「ストーンズがデビューした時、僕は12歳で、その後ずっとリアルタイムでストーンズを聞いてきた世代」、「悪魔を憐れむ歌(sympathy for the devil)」が収録されているアルバム『ベガーズ・バンケット』を聞いて、ストーンズが戻ってきた!という安心感があった。そこから4年間、誰が聞いても“ストーンズらしい”時期に入っていく。その記念すべき1曲の録音が本作」とデビュー当時からストーンズの音楽を聞き続けているバラカンさんならではのお話が続く。