USオルタナティヴ・ロック・シーンを牽引したバンド、ソニック・ユースのフロントマンとして80年代から活躍してきたサーストン・ムーア（Thurston Moore）が、2014年に発表したアルバム『ザ・ベスト・デイ』以来約2年半ぶりの新曲「Cease Fire」を公開した。オフィシャル・サイトにてフリー・ダウンロードが実施されています。

　マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのデビー・グッギ（b）、ノウトのジェイムス・エドワーズ、サーストン・ムーア・バンドのジェム・ダルトン（dr）とともにロンドンで昨年制作されたというこの新曲は、不穏な雰囲気のなか、美しいメロディと鋭いギター・サウンドが響くロック・ナンバー。銃所持の反対を訴えており、ムーアは「銃は殺人の為に作られました。私達人間は本来は非暴力的な生き物で、どのような人も動物も殺されるべきではありません。この曲は愛の力についての曲でもあります。全ての選択は我々に委ねられているのです。愛は常に勝り、銃を存在させないパワーを持っています。銃を溶かし、隣人にキスをするべきだと思うんです」と語っています。

　サーストン・ムーアは3月から、レコーディング・メンバーのグッギとエドワーズ、そしてドラムにソニック・ユース時代からの盟友であるスティーヴ・シェリーを迎えてツアーを開催。同月後半にはチャールズ・ヘイワードとの来日公演も決定しています。