ローリング・ストーンズのワールド・ツアー“The Licks World Tour”に、サックス、キーボード、オルガン奏者として参加していた
ティム・リース(Tim Ries)。その参加をキッカケに生まれ大好評を博した、ジャズ・アレンジによるストーンズ作品集“ザ・ローリング・ストーンズ・プロジェクト”が再び登場! 第2弾アルバム『Stones World: Rolling Stones World Music Project』が発売されます。
ティム・リースは自身のリーダー・アルバムもあるジャズ・サックス奏者で、
ボブ・ベルデンらのジャズ作品のほか、
ドナルド・フェイゲンらのアルバムにも参加したことがある人物です。
2005年に発売された第1弾
『ザ・ローリング・ストーンズ・プロジェクト』(写真)は、先述のツアー中の空き時間を利用して他のツアー・メンバーとのジャム・セッションを始め、それを録音し始めたというのが出発点の作品。
キース・リチャーズ、
チャーリー・ワッツ、
ロン・ウッドのストーンズ・メンバーをはじめ、
ジョン・スコフィールド、
ビル・チャーラップ、
ノラ・ジョーンズら豪華メンバーとともに、ストーンズ屈指の名曲を取り上げた興味深いセッションを披露しています。
約3年ぶりの第2弾アルバムでは、前作は不参加であったミック・ジャガーも含め、ストーンズ全メンバーが参加しているとのこと。レコーディングは、パリ、ポルトガル、スペイン、アフリカ、ニューヨーク、インド、東京などの世界各地で行われたようで、「Miss You」「Brown Sugar」「Under My Thumb」「Salt Of The Earth」「Jumpin Jack Flash」「Angie」など全12曲が収録される予定です。
リリースは日本先行で
日本盤(XNYY-10004〜5 税込3,150円)は10月1日予定。日本盤のみのボーナス・トラックとして、
渡辺香津美も参加した「Baby Break It Down」のオルタナティヴ・ヴァージョン、
日野皓正、
日野賢二、渡辺香津美が参加の「A Funky Number」のフル・ヴァージョンを追加収録します。
なお、日本では同日に第1弾作の
プライスダウン版(XNYY-10006 税込2,100円)も再発売される予定です。
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『Stones World: Rolling Stones World Music Project』≪予定曲目≫※曲順未定
・「Miss You」
*パリにて収録
チャーリー・ワッツ(ds)、バナード・ファーラー(vo)、マイケル・デイヴィス(tb)、 フランク・アムサレム(p)
・「Brown Sugar」
*ポルトガルにて収録
アナ・モウラ(vo)、チャーリー・ワッツ(ds)、チャック・リヴェール(p)、 ジョルジュ・フェルナンド(g)、カスタジオ・コステロ(g)
・「Under My Thumb」
*プエルト・リコにて収録
エディ・パルミエリ(Keyb)、ヒズ・バンド、ブライアン・リンチ(tp)、 コンラッド・ハーウィグ(tb)
・「Salt Of The Earth」
リサ・フィッシャー(vo)、ジョン・パティトゥッチ(b)、ベン・モンダー(g)、 グレッグ・ハッチンソン(ds)他
・「Fool To Cry」
*パリにて収録
チャーリー・ワッツ(ds)、バナード・ファーラー(vo)
・「Jumpin Jack Flash」
*スペインにて収録
リサ・フィッシャー(vo)、サラ・バラス(feramenco danser)他
・「No Expectation」
*ポルトガルにて収録
アナ・モウラ(vo)、チャーリー・ワッツ(ds)、ティム・リース(p)他
・「Hey Negrita」
*アフリカにて収録
ミック・ジャガー(hca)、ロン・ウッド(g)、チャーリー・ワッツ(ds)、 バナード・ファーラー(vo)、チャック・リヴェール(p)他
・「Angie」
*インドにて収録
バダル・ロイ(tabla)、ジョン・パティトゥッチ(b)、ベン・モンダー(g)、 グレッグ・ハッチンソ ン(ds)、クラレンス・ペン(ds)、 マイケル・デイヴィス(tb)
・「Can’t Always Get What You Want」
*ニューヨークにて収録
ジャック・デジョネット(ds)、ビル・フーリゼル(g)、ラリー・ゴールディングス(org)、 マイケル・デイヴィス(tb)、ジェームス・ジーナス(b)、ティム・リース(sax)
・「Lady Jane」
*ブラジルにて収録
ミルトン・ナシメント(vo)、マリーナ・マシャド(vo)、キコ・コンティネンティーノ(p)、 ウィルソン・ロペス(g)、ガストゥン・ヴィレロイ(b)、マルコ・ロボ(perc)、 リンカーン・チェイブ(d)、ティム・リース(sax)
・「Baby Break It Down」
*東京にて収録
バナード・ファーラー(vo)、渡辺香津美(g)、キース・リチャーズ(g-overdu)
【日本盤ボーナス・トラック】
・「A Funky Number」(フル・ヴァージョン)
*東京にて収録
日野皓正(tp)、渡辺香津美(g)、日野賢二(b)、キース・リチャーズ(g-overdub)
・「Baby Break It Down」(オルタナティヴ・ヴァージョン)
*東京にて収録
バナード・ファーラー(vo)、渡辺香津美(g)、キース・リチャーズ(g-overdub)
※曲目は予定です。