日本の伝統楽器の可能性を無限大に広げ、ロックやポップスなどジャンルの垣根を飛び越えながら雅楽の世界に新風を吹き込む
東儀秀樹。自身初となる日本楽曲でのフル・アルバム
『日本の歌』(UCCY-1052 3,000円 + 税)が3月11日(水)に発売されます。
本アルバムは、これまで以上に雅楽器を最大限に生かす選曲。「さくら さくら」や「荒城の月」、「故郷」など、誰もが幼いころから耳にしてきた、日本の四季折々をめぐるおなじみのメロディーが篳篥や笙で気品たっぷりに奏でられます。
本アルバムへ東儀は以下のコメントを寄せています。
日本は四季に恵まれています。小さな島国だからどこの地域もこの四季を感じることが出来ます。これは国としてとても恵まれていることです。寒い思いも、暑い思いも知り、共有できることはどんな人とも感情を寄り添えることができる心の穏やかさを育んできました。春には春の芽吹く気持ち、夏は開放的に、秋にはせつなくなり、冬になれば寒さの中で人の心のぬくもりを感じながら春を待つ。季節によって感じる空気も色もさまざま。その幅の広い彩りが日本人の豊かな心の礎となっているのだと思います。
日本の叙情歌や唱歌にはその彩りと日本人ならではの心の情景がとても素直に表現されています。またそれぞれの歌詞の言葉の美しいこと。気品に満ちあふれていながら優しいのです。このアルバムの演奏を聴いて、今一度それらの歌詞を思い出してみてください。日本語の美しさと日本の歌の旋律の優しさとともに、日本の心を今一度かみしめていい気持ちになってください。(東儀秀樹)