昨年のフジロックでのライヴが絶賛されたニューオーリンズのトロンボーン奏者、トロンボーン・ショーティ（Trombone Shorty）のニュー・アルバム『（タイトル未定）』（UCCB-1040 税込み2,500円）が9月21日に発売になります。

　ニューオーリンズでもとくに音楽が盛んなことで知られるトレメ地区で生まれ育ったトロンボーン・ショーティが、トランペットを吹いていた兄の影響でトロンボーンを手にしたのは4歳のとき。以来、地元での活動を通して腕を磨き、これまでにU2、グリーン・デイ、レニー・クラヴィッツらと共演してきました。昨年、ジャズの名門レーベル、ヴァーヴからリリースになったメジャー・デビュー作『バッカタウン』には、レニー・クラヴィッツや、ニューオーリンズのベテラン・ピアニスト、アラン・トゥーサンらが参加。グラミー賞にもノミネートされたこのアルバムで、彼はジャズ、ヒップホップ、ロックなどさまざまな音楽を消化したグルーヴ感あふれるファンキーなサウンドを作りあげています。

　新作をプロデュースしたのは、ニューオーリンズを拠点に活動し、日本にも多くのファンを持つバンド、ギャラクティックのベン・イールマン。ゲストにジェフ・ベック、キッド・ロック、レニー・クラヴィッツ、アイヴァン・ネヴィル、シリル・ネヴィルほかを迎えています。