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つばきファクトリー、毎年恒例夏のワンマン・ライヴ開催 和太鼓演奏や浴衣姿を披露しお祭り感満載のステージに

つばきファクトリー   2024/08/30 12:53掲載
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つばきファクトリー、毎年恒例夏のワンマン・ライヴ開催 和太鼓演奏や浴衣姿を披露しお祭り感満載のステージに
 ハロー!プロジェクトに所属するつばきファクトリーが、毎年恒例となった夏のワンマン・ライヴ“灼熱”の2024年公演〈つばきファクトリーの夏祭り 2024 〜灼熱〜〉を8月29日に山梨・河口湖ステラシアターで開催しました。

 今回の灼熱ライヴもメンバーたちがアイデアを出し合いイベントを作り上げていくというコンセプトのもと、楽曲や衣装、演出などを、自分たちで企画。その模様はYouTubeにアップされ、“作戦会議”という全8回の動画を通じて、公演までの歩みが余すところなくファンに届けられてきました。

 2月に加入したばかりの新メンバーの石井泉羽、村田結生、土居楓奏は“灼熱”初参戦。さらに、8月28日に発売されたばかりの12枚目となる最新シングル「ベイビースパイダー / 青春エクサバイト / 鼓動OK?」を携えてのステージは、例年以上のお祭り感満載のライヴとなりました。

 本レポートでは、1日だけのスペシャルなライヴの昼公演の模様をお届けします。

[ライヴ・レポート]
 今年も“祭り”をテーマにしており、ステージ上には和太鼓や提灯、櫓を設置。会場に祭囃子が流れるとライブがスタート。大きな団扇も持った小野瑞歩・八木栞・石井・村田・土居が「わっしょい!わっしょい!」と声を上げながら登場すると、これに呼応するかのようにファンも「わっしょい!わっしょい!」と続き、会場は早くもお祭りムードに。

 ステージに登壇した5人が和太鼓でメジャーデビュー曲の『初恋サンライズ』の演奏をはじめると、残りのメンバーがはっぴ姿で客席に登場。和太鼓の演奏に合わせて歌い出し、冒頭から“灼熱”らしさ全開の演出に、会場のボルテージは早くも最高潮に達していた。

 パフォーマンス後のMCでは、小野、八木、村田が、和太鼓の感想を披露。メンバーから「カッコよかった!」と称賛されるなか、和太鼓初挑戦となった村田は「最初の練習の次の日は筋肉痛だったんですけど、楽しんでできました!」とニッコリ。昨年に続き2度目の和太鼓担当となった八木は、「緊張した」と話すも、一緒に和太鼓を叩いた小野から「うまくできたよね?」と振られると、「はい!」と力強く応えていた。

 また、今日の意気込みを聞かれた豫風瑠乃は、「雨が降っているけど、たくさん汗をかいて虹を作りたいと思います!」と気合十分。ここからは、灼熱ライブ定番となったシャッフルユニットによるハロプロ楽曲カバーのコーナーへ。

 ユニットの組み合わせは作戦会議動画で発表されており、今年はソロを引き当てた豫風がトップバッター。豫風はモーニング娘。の『リゾナント ブルー』を歌い、高い歌唱力でファンを魅了。ソロ&一番手という見事に大役を務め上げる。

 続くのは谷本安美、河西結心、福田真琳による『Fiesta! Fiesta!』(Juice=Juice)。冒頭のソロパートを河西が情熱的に歌い上げ、その勢いのまま新メンバーの石井、村田が『Say Yeah!-もっとミラクルナイト』(モーニング娘。)を披露。原曲で辻希美と加護亜依が担当するセリフパートでは会場からは歓声が起こり、その後のファンとのコール&レスポンスでも会場を煽るなどして、新人らしからぬパフォーマンスをみせてくれた。

 一旦全員編成に戻り、『真夏の光線』(モーニング娘。)、デビュー当初に切磋琢磨してきたライバルであるこぶしファクトリーの楽曲『サンバ!こぶしジャネイロ』を、つばき流にアレンジした『サンバ!つばきジャネイロ』を歌い上げる。同曲のパフォーマンスの際は、水鉄砲によるメンバーからファンへの散水タイムとなり、夏だからこそのお祭り騒ぎに。ファンだけでなく、メンバーたちの笑顔も絶えない時間となった。

 ここで一旦MCへ。自分たちのレギュラー番組『行くぜ!つばきファクトリー』とのコラボ企画がスタート。事前アンケートを元に作成したランキングで、我こそは1位と思うメンバーがステージの一番上に上がるというもの。見事に正解すると、次回の番組収録時に豪華な焼肉弁当がプレゼントされると知ると、全員は大はしゃぎ。

 1問目は不正解となるが、メンバーから「もう一回!」と懇願され、リーダーの谷本の優しさから泣きの1回がスタート。“山梨県の名産品・桃が似合うメンバーは?”という質問に、山梨県出身の河西がステージ最上段へ上がり、見事に正解。無事に豪華な焼肉弁当をゲットした。

 リハーサルでは一度も正解したことがなかったそうで、この予想外(!?)な結果に「テンションが上がった」と、メンバー全員も大興奮。その勢いのまま、ユニット曲コーナーの後半戦へ突入する。

 最初は小野田紗栞と土居が『同じ時給で働く友達の美人ママ』(スマイレージ)をかわいさ満点でパフォーマンス。土居は作戦会議動画で「小野田さんはかわいい楽曲が似合うので、その姿を見て私も成長したい」と語っていたように、かわいい先輩に負けない表現力をステ
ージ上で発揮。続く小野、秋山眞緒、八木は『嵐を起こすんだ Exciting Fight!』(℃-ute)を本家顔負けのパワフルな歌唱を披露。最後はハロー!プロジェクトの『夏 LOVE ロマンス』を全員で歌いフィニッシュ。メンバーが持っている、さまざまな個性や魅力が発揮されたシャッフルコーナーとなった。

 ここからは全員で『Stay free & Stay tuned』『ナインティーンの蜃気楼』『君と僕の絆』と立て続けに披露。『ナインティーンの蜃気楼』では、会場にサイン入りグッズをバズーカーで打ち込むなど、お祭りムード全開。

 MCではシャッフルコーナーを振り返り、ソロを担当した豫風は「(夏なので)海っぽい『リゾナント ブルー』を選びました」と選曲理由を告白。「浴衣っぽい衣装で、夏っぽい見せ方を意識しました」と笑顔をみせる。新メンバーの石井、村田は「みんなで一緒に盛り上がれる曲を選びました。歓声も聞こえてすごく楽しかったです!」(村田)、「緊張はスゴかったけど、皆さんが盛り上げてくれて楽しかった」(石井)と語ってくれた。

 ライブは後半戦へ。つばきファクトリーが新体制となって、リリースしたばかりの新曲『ベイビースパイダー』でスタート。毎回、新メンバーが加入するたびに、パフォーマンスの幅が広がっていくつばきファクトリー。今回の新曲『ベイビースパイダー』も、今までのつばきファクトリーにはない妖艶な雰囲気やしたたかさが感じられる楽曲に仕上がっているのが印象的だ。

 その後は『妄想だけならフリーダム』をパフォーマンしたのち、新曲の『鼓動OK?』『青春エクサバイト』を立て続けに披露。『鼓動OK?』では、間奏のダンスパートで新メンバーの村田が得意のダンスでファンを魅了。本編の最後はライブの定番ナンバー『断捨ISM』。会場のファンと一緒にタオルを回し、大盛り上がりのなか、本編は終了となった。

 アンコールはメンバーが浴衣姿で登場。1曲目は振り付けを盆踊りバージョンにアレンジした『アイドル天職音頭』。来場者と一緒に踊ることができるよう、事前に盆踊りの振付映像がYouTubeで公開されており、ファンも一緒になって踊る姿が印象的だった。

 そして、メンバーがファンへ向けた感謝の気持ちとイベントの感想を述べていく。

 今回が灼熱初参戦となった新メンバーの3人は「ワクワクとかドキドキとか、いろんな気持ちがあったんですけど、皆さんと一緒に最高の夏を過ごせました」(土居)、「始まる前は緊張していたけど、ステージに立った瞬間、楽しい!ってなった。そう思わせてくれたのは皆さんの歓声です」(村田)、「念願の灼熱のステージに立ててうれしい。緊張したけど、温かい目線で見てくださって楽しめました」(石井)と率直な思いを口にする。

 豫風は「今は雨が降っているんですけど、雨の匂いを嗅ぐと、今回の灼熱を思い出しそう」と話し、福田は「3回目の今回は、去年と一昨年よりも絶対に盛り上がるステージにしたかった。皆さんがそう思っていただけたら嬉しい」と今回のステージにかけた思いを語ってくれた。

 最後の『アイドル天職音頭』で、和太鼓をソロで披露した八木は「太鼓を一人で叩いていたから、皆さんのことがめっちゃ見えました!皆さんが踊ったり、あっちを見たり、こっちを見たりして素敵でした」とファンへの感謝を述べ、地元・山梨県で大使を務めている河西は「山梨大使になって初めての灼熱。4回目、5回目とできるように頑張りたい!」と力強く宣言。

 「リハーサル期間が短くて、みんな不安な気持ちでいっぱいだったと思う。でも、シャッフルコーナーを見ていたら、自分の魅力を皆さんに見せつけていて、皆さんに愛してもらいたいという気持ちが私にも届いた。すごく温かい気持ちになりました」(秋山)、「灼熱はみんなで作り上げてきたお祭り。すごく嬉しい気持ちになりました」(小野田)、「自分の中では挑戦することもいっぱいあって、成長できるステージになった」(小野)と、先輩メンバーは後輩や、3回目となった灼熱ライブへの思いを語ってくれた。

 最後を締めるのはリーダーの谷本。「お祭り感のあるステージにできてとても楽しかった。とっても最高の夏でした!」と話し、ライブはフィナーレへ。ラストの楽曲は『ハッピークラッカー』。最後はメンバー全員によるサインボールバズーカのパフォーマンスが行われ、最高にハッピーな夏の思い出が締めくくられた。

 公演日当日には沿線の富士急行線で、つばきファクトリー一色にポスタージャックされた車両“つばきファクトリー灼熱号”が運行されたほか、会場の最寄り駅である河口湖駅では看板が灼熱仕様に。ほかにも記念乗車券の販売、到着アナウンスをメンバーが担当するなど、様々なコラボレーション企画を展開。昨年と同様に地域を巻き込んでの盛り上がりをみせていたのも印象的な公演だった。


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〈つばきファクトリーの夏祭り 2024 〜灼熱〜〉
2024年8月29日(木)
山梨 河口湖ステラシアター

[セットリスト]
01. サマー・チャレンジャー
02. リゾナント ブルー(モーニング娘。曲)/豫風瑠乃
03. Fiesta! Fiesta!(Juice=Juice 曲)/谷本安美×河西結心×福田真琳
04. Say Yeah!-もっとミラクルナイト-(モーニング娘。曲)/石井泉羽×村田結生
05. 真夏の光線(モーニング娘。曲)
06. サンバ!つばきジャネイロ
07. 同じ時給で働く友達の美人ママ(スマイレージ曲)/小野田紗栞×土居楓奏
08. 嵐を起こすんだ Exciting Fight!(℃-ute 曲)/小野瑞歩×八木栞×秋山眞緒
09. 夏 LOVE ロマンス(ハロー!プロジェクト曲)
10. Stay free & Stay tuned
11. ナインティーンの蜃気楼
12. 君と僕の絆
13. ベイビースパイダー(新曲)
14. 妄想だけならフリーダム
15. 鼓動OK?(新曲)
16. 青春エクサバイト(新曲)
17. 断捨ISM

EN-01. アイドル天職音頭
EN-02. 昼:勇気 It's my Life!/夜:今夜だけ浮かれたかった
EN-03. 昼:ハッピークラッカー/夜: 帰ろう レッツゴー!
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